スーパーの花椒と中華街で買える四川花山椒の差
本物の四川花山椒とスーパー売りのものは圧倒的な違いがある。
スーパーで最近はS&Bやユウキなどの花椒が売られていると思う。もちろんこれもミルで削って使えば大量投入することで舌が痺れる。
ちょっと前まで私もこれで満足していた。
だがどうやっても「痺れ」を売りにしている店のようなビリビリ感は出せなかった。
何が違うのか相当悩んだ。ビリビリしたくて悩んだのだ。
そして横浜中華街で売っている「四川花山椒」を買って、それをミルで削ったものを食べたら、革命が起きた。
次元が違うのだ。
例えば、赤坂の陳麻婆豆腐とか、池袋の揚(やん)の汁無し担々麺とか、神田などの鬼金棒のラーメンは食べるとすごい舌が痺れる。
もう水を飲むだけで明らかに痺れまくってるのがわかるレベルになる。それが不思議とうまい。
私はこの痺れに憧れて、しばしばこれが自宅で出来ないものかと考えていた。
しかし、スーパーの花椒では揚(ヤン)の汁無し担々麺レベルまではどうやっても持っていけなかった。
大さじ二杯いれてもダメなのだ。
なお「四川花山椒」を手に入れたのは横浜の中華街。
これはもう衝撃的だった。
大した量でないのに一瞬で痺れまくったのだ。
大量投入しなくともかなりの痺れを出せる。
ここでわかった。
スーパーで売っている花椒と本場四川の花椒はまったく別物なんだ、と。
痺れを楽しみたいならば、中華街などの本格店で「四川」と名のついた花椒を買うと良い。絶対に一口でわかる痺れレベルの違いを楽しめるだろう。
ちなみに横浜中華街では30グラム入って300円ほどなので割とリーズナブルだ。
使い道は①汁無し担々麺、②麻婆豆腐、③ホイコーロー、④よだれ鶏、⑤餃子のツケダレが定番で使いやすい。
発展させて用途を広げるならば、「ごま油が合う料理」なら大体合わせることができる。
ごま油に塩を入れたものを付けると、かなり沢山の食べ物を美味しく食べられるが、そこに四川花山椒を突っ込めばそれがまた本格の味わいと痺れを叩き込んでくれるのだ。
花椒はスーパーで買うな。
本格的な四川花山椒と名前の付いたものを買うべきだ。
ここにたどり着くまでにどれだけの花椒を消費してきたことか・・・
以上