鶴の一声で現場は大混乱して外出ゲットだ!
私はメーカーで物を購入する仕事をしている。
先月、値上げが確定的になったため、少しずつ買いだめを進めていた材料があった。
ずっと使う、すぐ使う、という材料のため、最近の買いだめの効果だけで値上げ後の価格と比べて100万円は得する計算になる。
その材料を自社工場倉庫にストックしておき、必要になるタイミングの情報は事前に貰えるため、適切なタイミングでそれを放出しておく計画を立てておいた。
私はそのストックを使うタイミングを、取引先との契約の上で月の最低発注数量を下回らないように調整していた。
そのため、製造課の要望通りの数量をすべて発注しておらず、ストックした在庫を消化するための日を作っていた。
ちなみにこれは工場の工程担当Aさん周知の話だ。
そして事件は起こる。
半期末ということもあり、在庫ストックの話を工場のAさんから工場長にしたところ、その材料を「先入れ先出しで一気に使え」との指示が出た模様。
もちろんそんな話は私には伝わってこない。
むしろ前日の外出中に炎上し始めているレベルだ。
情報をきちんと必要な人に伝えられる人はあまり多くないといつも思っている。
もちろん私も出来ていない。
製造課の別の工程担当Bさんから、在庫を一気に使うことになったから、納期変えまくるよ、と話が出てくる。
・・・あれ?工程担当Aさん、Bさん二人の間でこの辺全然情報共有してないの?と私は疑問に思った。
うまく調整して消化するよ、とすでに伝えていたので、工程担当両名は知っていると思っていたのだ。
確認すると、二人の仕事は完全にリンクしているのに、なにも話していない・・・
そもそも最低発注数量があるから、先々でバランス良く在庫消化をしないと、無理やり最低発注数量を満たすような発注が必要になってしまうのに、工場長の鶴の一声にAさん何も言わなかったの・・・
という状況なのだ。
何も事情を知らないBさんは、Aさんと話を取りまとめてくれ、という。
Aさんに電話すると、先入れ先出しになっちゃってさ、と。
Bさんにどんな指示を出したか聞くと、大量の在庫を一括でぶち込んでくれ、といったらしい。
私の頭で描いた納入スケジュールはすべて吹っ飛び、Aさんももうわからんからどうすべきか指示をくれ、という状態。
・・・ここで閃く。
こいつは外出の良い口実になる、と。
本当はすべてまとめたエクセルが誰でも見られる場所にあるので、それを見ればどうすべきなんて一目瞭然なのだ。
だが、私は外出の魅力には勝てなかった。
私はここ2~3ヶ月会議と外出が続き、もうそのたび溜まりまくった仕事もやりきれてないので、いっそ炎上させて異動を狙っている。
だから逃げられるだけ逃げるつもりだ。
しゃーない風を装い、「午後にいきますので打ち合わせの時間下さい」である。
これで速攻打ち合わせを終わらせれば、17時前に帰宅できる可能性すらあるのだ。
と、このブログを書いている今、すでに家に着きそうなのである。
以上