30代が何かしらで日常を楽しくしようと必死なブログ

これまでやってきたことのまとめ。これからやることを決めたり、経過を記入するブログ。

忙しくて勉強する暇が無い部門は今後生き残れない

最近、私がやっている購買業務に関わる範囲だが、世間の流れが早くなってきている感覚がある。

割と大きな会社が採算が合わない、と撤退するケースが多く、また海外企業の合併でガンガン名前が変わり、守備範囲も変わっている。

購入する際のシステム面も変わってきた。

私の勤めている会社はいまだにFAXで発注をし、納期回答を貰うという信じられないことをしているが、他社は世界統一の受発注システムでネットを介し、人件費の圧倒的な圧縮を狙っていたりする。

ただ上司はずっと購買畑で20年くらい同じことをしており、人に知識や技能を引き継ぐつもりもなさそうだ。
価格の査定はいまだに2000年台と同様で、あのとき100円だったのになんで今150円なんだ、とブツブツ言っている。

そんな部署にいて最近心配なのが、仕事の時間に忙しくて勉強する暇が無いということだ。

外出がたびたびあるので、それで大幅に仕事が溜まるというのもあるが、仕事量が圧倒的に増えていつつも、人員増がないのも問題だ。

毎日簡単だけど非常にたくさんの仕事に終われてそれを捌くだけで1日が終わってしまう。

そうなると仕事を捌くだけで、前に進めることができない。
こうやればもっと良くなる、という発想も忙しいから形にしようとは思わなくなる。
もう仕事を増やすな、と毎日思う。

仕事を毎日余裕を持って終わらせることが出来て、2時間勉強に充てることが出来たら世界が変わるだろう。

最新の業界動向と原材料の流れ、各国の政治、為替、最新技術、社内で持っている設備、色んな化学物質の製造方法や工程、設備費用、付き合いの会社の財務諸表、そのライバル社の財務諸表・・・

知っておきたいことはとてつもなく多いのだ。

これらをやっておかなければ、材料の購入価格からセカンドサプライヤーの構築、開発の依頼まですべて見誤る可能性がある。

購買はただ機械的に発注する人と、知識をつけ戦略を作り、他部門と連携しながら全体を指揮する人が必要である。

文系ではこれほど勉強が必要な部門もないかもしれない、と思える。
そしてこれほど勉強しなくても誤魔化しだけは効きやすい、という部門も少ないかもしれない。

私のいる部門は総合職全員が、簡単な業務に追われている。
アシスタントがすべき業務もやらざるを得ないような状況になっている。

これではいつまで経っても大きな力がつかず、目先の小さなコストダウンに終始してしまうのだ。

そうなればそんな部門はもういらない時代が来るだろう。

最終的には購買の外注だ。
専門集団に外注していくことになるだろう。
インドなんかのどこかの専門の会社に購買業務の外注費用を払ったほうが、自社で購買部員を持つよりも効果が上がるような気すらしてくる。


え?そうならないように時間外に勉強したり、家で勉強をすれば良い?

そいつぁ難しい・・・
家は家で別の勉強がしたい。
さらに家事とブログとランニングがあるのだ。

色々やりたいが全部中途半端になってしまっている。


以上