カツはロース肉が無くても、薄切り肉でも出来る!
とんカツが食べたいとき、私は今まで「そこそこの厚さの豚ロース肉」が無ければ調理できない、と思っていた。
ロース肉のスジ切りをし、下味を軽くつける。
小麦粉→たまご(全卵)→パン粉とつけていき、油で揚げる。
それだけがトンカツなんだと思い込んでいた。
しかし、今日は最強の節約システムと呼べるくらい凄まじいコストメリットを生み出す「ふるさと納税」で届いた、冷凍の豚薄切り肉が5kgあったため、それを使ってトンカツを作ることにした。
冷凍薄切り肉を解凍する・・・
薄切り肉はそのままでは薄すぎて、トンカツっぽくはならない。そのため厚さを稼ぐため、薄切り肉を重ねながら並べていくのだ。
いわゆるミルフィーユカツである。
ついでにニラや薄切りのニンニクを真ん中にいれてやろうと、乗せていく。それを包み込むように上に薄切り肉を並べていく。上下の大量の薄切り肉でニラとニンニクを包み込むのである!
包み込んだら、上から包丁の背で叩いて全体を馴染ませる。
塩コショウで下味をつけておく。
あとの手順は通常のトンカツとまったく同様で、小麦粉→たまご→パン粉をつけて、揚げる。
油はサラダ油をベースにして、牛脂とバターを足し、揚げ焼きに近い形で低めの温度からじっくり中身に火を通す。
ちなみに油少な目で揚げ物をしたい場合、「中華鍋」ならば鍋底が丸いため油を少量でも溜めやすく便利だ。揚げ物だけでなくさまざまな料理にも使えるので持っていて損はない。
そうして、出来上がった揚げたてのカツは、包丁で切るとザクッ!と音を立てて、分離されていく。
このミルフィーユカツをマスタードとソースで食べるとなんとも言えずうまい。間になんでも挟めるというのは結構楽しいものだ。
適当に並べた薄切り肉が層になっているため、肉汁が薄切り肉の層に蓄積され、またニンニクには完全に火が通っておらず、とんでもない旨味が口中に広がるのだ。
味は肉汁をうまく蓄積できることからロース肉と比べても遜色がない。
そして、5㎏もある薄切り肉で憧れのトンカツを作りまくることが出来、更にいろんな食材をサンドすることができる楽しさがたまらなかった。
薄切り肉でも、トンカツは結構うまい!
今回実は失敗した点が2つある。
1つ目は、間に具材を挟みすぎたため、ミルフィーユ肉に小麦粉や卵をつけるとき崩壊しそうになり、付け方が甘かったのだ。そのため衣の定着が悪く、包丁でカットしたり運んでいるうちにいくつか衣が剥がれたものがあった。
2つ目は、肉も挟む具材も「大き目」にしてしまったこと。薄切り肉を重ねるとかみ切るのが困難なのだが、更にニンニクやニラも大きく、一口食べて、かみ切ろうとしてもそれがうまくいかず、ずるずると具材がついてきてしまった。
そんな失敗も正直小さなものとは思った。5kgの豚肉がふるさと納税で届いた私に取って「いつでもカツいける状態」はすごい味方をつけたような心強さなのだ。
なお・・200グラムくらい肉を使ったので、完全なるオーバーカロリー・・・
今日はロードバイクにきちんと乗ったが、明日はランニングしとこうと思う・・
以上