あらゆるものが投機マネーでプレステ5みたくなってきた

2021年に入ったあたりからあらゆるものが世界的に高騰して妙な状況だ。

まずは半導体。
コロナでテレワーク需要があったところに急激な需要回復＋半導体の工場火災で極端な品薄。
もう取り合い。使うか使わないかは置いておいて取り合い。価格がつり上がりプレステ5みたいになっている。

そのせいで各社莫大な投資を始めたもんだから製造装置に使うフッ素樹脂までプレステ5みたくなってしまった。もうとにかくとりあえず買えるだけ買う。

銅。もう高い。まだコロナ禍は続いているので、これまでの景気が良い年の実需を越えようがないんだが、そんなの関係なく市場最高値。
もうプレステ5になっている。株高による投機マネー影響だがプレステ5を買い占めている感じと同じ。
使わないけど権利買う！もう超買う！って感じ。

原油。経済復活の期待、と言いながらまだ中国発端の需給バランスの崩れで一時的に色んなものが供給タイト化してるだけなのに景気良くなってる風を装って投機マネーの戦いをしてるだけな感じ。
本当にアメリカはグリーン制作でシェールやめるの？

塩ビ可塑剤。原料のアルコールが火災事故起きすぎ。世界5～6社しか製造してないのにそのうち3社がほぼ同じタイミングで工場火災。
意図的にプレステ5化しようとしてるんじゃないか？と疑ってしまうレベル。

鉄鋼。急激な需要回復で自動車向けが、なんて言うけど半導体ないから日本も海外も自動車メーカーが生産を絞っている。しかし上がりまくってる。もう毎月じゃんじゃん上がった。

もはやコロナ禍の景気刺激策でお金を異次元にバラまいたものが、実際に使うわけではないのに値上がる期待から権利が買われまくって本当におかしな感じになっている。

銅を買ってる人で実際に銅を使う人なんて3割もいないだろう。
原油なんてもっと割合が少ないと思われる。まさに今もなお続いているプレステ5と世界の品々は同じなのだ。

何かの値段が上がりそう！
→使わないけど買い占めだ！

大人がそんなんなわけで、もう少し常識的な世界にならないといけないと思う。

以上