横断歩道で車がたまーに止まったら「残念賞」だった件
横断歩道に道路を横断しようとしている人がいる場合、車は止まるのが基本だが、これはマナーではなくルールで決められている。
道路交通法で止まりなさいと決められているのだ。もちろん罰則もある。
皆さんご承知の通りだが、このルールは全く守られていない。
スピード違反、車間距離、横断歩道に歩行者がいたらで止まる、黄色信号の突破、車線変更の3秒前にウィンカーは交通ルールとして機能していないものトップ5ではないかと思う。
今日、神奈川は朝から雨。
昼過ぎに晴れたので、肩こり対策の運動も兼ねてロードバイクでマウンテンバイクを見に行った。そう、マウンテンバイクが欲しくてたまらないので色んな店舗を回って実物を確認しているのだ。
3件回って実物を見てみて、やっぱり27.5インチのタイヤのマウンテンバイクカッコいいなと思いながら帰宅中・・・ちょっと興味深い出来事があった。
信号のない、横断歩道の前で手を上げて待っている3人のファミリーがいたのだ。
そのとき私はスマホで帰宅ルートを調べていたので、歩道の隅っこにいた。
なんとなく興味があって、たぶん車は止まらないだろうな・・・と意地悪く思いながらちょっと様子をみていた。
当然ながら車は全然停まらない。残念なことに止まるそぶりすらない。
まあそうだよな、悲しい世の中だぜ!なんて思っていた。20台は見送っただろうか。
ファミリーも手を上げるのを止めている。
そこにバスが来た。
さすがバスさん、公共交通機関!躊躇せずにそのファミリーの横断歩道前に止まる。
すると不思議なことが起こった。
バスが止まったのだが、横断歩道のところからファミリーが動こうとしないのだ。
止まっているバスに気が付かないかのようにファミリーは突っ立ったままだ。
反対車線にも車はいない。
20秒くらい待ったのちにファミリーがまったく動かないのでバスは通過して走り去っていった。
なんだったんだろう?と私は思った。意味がわからなかった。
するとその後にタクシーがUターンしてきて、ファミリーはそのタクシーに乗って去っていった。
手を上げていたのは、反対車線にタクシーがいたのを呼んでいただけだったのだ。
タクシーが気が付いたから手を下げた。それだけの話だったのだ。
なんだかいろいろかみ合わないな・・と思った。
私:ファミリーは横断歩道を渡りたいもの、と思っていた。
バス:ファミリーは横断歩道を渡りたいもの、と思っていた。
通り過ぎる車:そもそも横断歩道を渡ろうとしている人に対し止まる気がない。
ファミリー:反対車線のタクシーを拾いたい。横断歩道の存在に気が付いていないと思われる。
タクシー:客だ!
ほんとうになにもかみ合っていない気がして、正直笑ってしまった。
以上