30代が何かしらで日常を楽しくしようと必死なブログ

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私が思う「牛肉の一番うまい部位」について

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牛肉に関して、前回は部位についての記事を書いたが、今回は「牛肉で一番うまいと私が思った部位・食べ方」というとても主観的なことを書こうと思った。
(各部位の価格を書きたかったが、結構調査が大変そうなので地道に進めたい・・・)

■牛肉で一番うまい部位は?

ここは完全に私の主観である。

1位:ヒレ肉(ステーキ)
2位:シマ腸(モツ鍋)
3位:イチボ(シュラスコ
4位:肩ロース(すき焼き)
5位:カルビ(焼肉)


なお、ヒレ肉の一部である、最高級と言われる部位「シャトーブリアン」は食べたことがない。
それでもヒレ肉が1位だった。

・1位のヒレ肉について

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かなり前になるが南米を旅行したことがある。期間は1ヶ月、航空券が格安でも当時15万円ほどしてしまったため、基本は貧乏旅行だった。
南米の食事などはあまり調べずに「肉が安くて旨い」くらいの気持ちで現地に降り立った。
しかし南米の肉食事情は私の想像を遥かに超えていた。

今から10年くらい前の話だが、一般的なレストラン・・日本でいうジョナサンみたいなレベルで、サーロインステーキが300g、パンも大量について、サラダもセットにしても1000円はしなかったと思う。
大量のパンが常についてくるため、質素に食べれば500円でも腹がいっぱいになるレベルだ。
そして、南米の晩御飯とは「肉のどこの部位をどういう風に食べるか」という印象だった。必ず肉を大量に食べるという印象だ。

そんなこんなで最初は節約しまくって、最後のほうに余ったマネーをすべて使ってやろうと思っていた。
それは「牛肉の品評会でトップを取った店のヒレステーキ」だった。
それまで私はサーロインが一番うまいステーキ肉である、と盲目的に信じていたのだったが、それは違うことにここで気が付かされた。

そこの店は品の良いレストランであり、あまりきれいな格好をしていなかった私が入るには厳しそうな内装をしていたが、ここで引き下がっては次回いつ南米に行けるかもわからない。

そう思い、突撃したのだ。
ヒレ肉のセットはこれまでとは別格の値段がつけられており、コースで6000円レベルだった。

そして、肝心のヒレ肉が運ばれてくる。
一番上の写真に似たような感じだ。

ヒレ内部は生っぽいが、外側が焦げてカリカリしている。特有の炭焼きマシンで焼かれているのだ
そして脂がほとんどない赤身なのに、めちゃくちゃ柔らかい。柔らかいが弾力はある程度ある。
これまでヒレを食べたことがなかったため、不思議な食感だと思った。そしてその旨さにはかなりの衝撃を受けた。

その後の旅行期間はわずかだったが、すべての日でヒレ(テンダーロイン)を食べた。
それくらいのインパクトがヒレ肉にはあったのだ。
なお、三重に松坂牛を食べに行った時もやはりヒレ、結婚式の肉もヒレにしておいた。

私はもはやヒレ肉信者である。


・2位のシマ腸について

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シマ腸との出会いは社会人になってからだった。
今の妻と金曜日仕事終わりに銀座で飯でも食べようとウロウロしていたときのことだ。
仕事終わりの金曜の銀座はどこもめちゃくちゃ混んでおり、そのためどの店に行っても席が空いておらず、色んな店に入っては断られを繰り返していた。

そんなとき一蔵(いぞう)
和心庭 一蔵銀座 - 銀座/居酒屋 [食べログ]
という店がたまたま空いており、隅っこのとても狭い部屋に案内された。
その部屋は半端じゃなく狭い部屋かつメニューはどれも高かったため、外れか・・・と落胆までしていた。

とりあえず寒い時期ということもあり、モツ鍋を頼んだのだ。
すると、シマ腸とニンニク盛り盛りの非常にコッテリしたモツ鍋が出てきたのだった。
これまでは自宅でボイル白モツを使ったモツ鍋か、こてっちゃん、居酒屋のモツ煮、といった、もともと脂が大量でない部位で、さらに煮込みきってなにも残っていないものしか食べたことがなかったため、生のシマ腸を煮込んだモツ鍋のうまさにとてつもなく感動したのだ。

なお、その店を改めて調べてみると食べログの点数も高くなく、またモツ鍋もメニューにない。
あのときなぜモツ鍋があったかはわからないが、モツを除けば特にお勧めできる居酒屋ではなかった。

更に調べてみると、「のぼせもん」という一蔵という店の系列にモツ鍋の店があった。
前回えらくモツ鍋には感動したので、同じようなシマ腸が画像として出ている、のぼせもんに行ったのだ。
のぼせもん - 銀座/居酒屋 [食べログ]
やはりシマ腸は最高においしかった。ここはすべての料理の単価が高いため、1人あたり軽く5000円くらいかかってしまう。
ということで、現実的にはスーパーでシマ腸を購入して、モツ鍋の元を買ってきて、大量のニンニク、ニラ、キャベツと自分で調理するのがベストだと思う。

・・・博多育ちだったり、モツ鍋に詳しい人からすると当たり前かもしれないが、シマ腸の異常な脂は狂ったように旨いと思う。

・3位のイチボについて

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井之頭五郎が飯を食べまくるドラマ「孤独のグルメ」を見ていたら、群馬県邑楽郡(おうらぐん)大泉のブラジリアンタウンで、シュラスコを食べまくる回があった。
シュラスコとは鉄串に牛肉や豚肉、鶏肉を刺し通し、荒塩(岩塩)をふって炭火でじっくり焼く料理)

孤独のグルメで紹介された中でも、妙にブラジル料理には惹かれたため、都内で評価の良いシュラスコをやっている三軒茶屋のBANCHOという店に行った。
ブラジリアン食堂 BANCHO 1号店 (バンチョー) - 三軒茶屋/ブラジル料理 [食べログ]
店に入ると、入り口近くにデカい炭焼き機があり、下から炎が上がる中、デカい鉄串に刺された肉が大量に回っているのだ。
1本の串には1㎏はかるく超えるくらいの肉が刺されている。それが焼きあがると、自分の手前のお皿に切り分けてもらい食べる形式だ。ただしBANCHOは食べ放題にしないと、一品一品の注文になるため、結構な金額になってしまう。
ただ、赤身肉から、パイナップル、チョリソー、豚バラ、ニンニク漬けの肉から、横隔膜まで相当な種類の炭火焼き肉が食べられるので非常に楽しめると思った。

そして、その中でも「イチボ」が群を抜いて旨いと感じた。
脂も多く、脂が表面に浮き出たところを炭火で焼くため、表面はカリカリとした焦げ目でとても香ばしい。
肉は比較的柔らかめだ。

このイチボがあまりにおいしかったため、更に群馬県邑楽郡にも行き、プリマヴェーラというシュラスコ食べ放題の店にも行ってしまった。実はここの店のほうが満足度は高かった。
プリマヴェーラ (Primavera) - 西小泉/ブラジル料理 [食べログ]
食いすぎで非常に苦しくなるので、車で日帰りで行こうとはあまり思わないほうが良いかもしれない。
なお、プリマヴェーラは大宮にもチェーン店がある模様。シュラスコ以外のビュッフェ料理も含めて食べ放題で3000円台のため、自炊の価格には遠く及ばないが、たまに色んな部位を食べたいときは良いかもしれない。


・4位の肩ロースについて

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今半という店が超高級らしい、という話を私は20代後半まで知らなかった。
肉系の最高峰は叙々苑なんだろう・・くらいにしか思っていなかった。

そこで今半を知った私は、独身時代かつ実家暮らし時の多少余裕があったマネーを使い、人形町の本店に赴くことにしたのである。

ただし、根っからの貧乏性のため、ディナーで1万数千円を使うことはなかなか厳しいと感じ、ランチで5000円程度ですき焼きを食べようと思ったのである。
※なお、画像は無料素材のすき焼きで、今半のすき焼きではない・・・

土曜日に予約無しで突撃したところ・・・・やはり超有名店だけあり、開店から数十分くらいで到着してもすでに席はいっぱい、予約でもある程度埋まっている状態だった。1時間半後に予約を取り、再訪する。
今半では割と小さな鉄鍋ですき焼きを作る。1人に1鍋方式だ
基本的には仲居さんがすべて目の前で調理をしてくれるため、野菜も肉も最高のタイミングで食べることが出来る。
そして、今半のタレ+高級肉がとんでもない旨さだった。脂、砂糖醤油の甘味、卵の連携である。
また1枚の肉がかなり大きいため、一口で肉をほおばることで口中に脂と醤油と肉の旨さが広がり、かなりの満足感が得られる。
正直、家で食べるすき焼きとは肉の質が違いすぎて、めちゃくちゃ旨かったが、ヒレ肉ほどの感動はなくて第4位である。
人形町今半 本店 (にんぎょうちょういまはん) - 人形町/すき焼き [食べログ]

・5位のカルビについて

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昔からテレビ番組で、中居正広叙々苑に一人で行く、というのを見たことがあったため、叙々苑という名前は知っていた。私が20代中盤ころ、親が叙々苑のランチに行った、というのを聞いて、叙々苑ってよく聞くけど、いくらくらいなんだろう・・・と調べた。
・・コースで8000円~

高級である。高級焼肉というのは食べたことがなかったため、かなり興味を惹かれ叙々苑に行ったのであった。
サラダ、キムチなど、一品一品全部がうまかった。
しかし、やはり前菜は前菜だった。肉は格が違ったのである。
※画像の肉は無料素材であって、叙々苑ではない・・・
カルビなんかは異常な量の脂が乗っており、これを焼くと一気に脂が溶け出すのだ。
その溶けだした脂が表面温度を上げて、カリカリにし、網で焼いているのに揚げ焼きのような仕上がりになるのだ。
叙々苑 | 店舗情報 | 叙々苑 池袋東口駅前店
ご飯も進むし、酒も進む、ほんとうに素晴らしい焼肉だが、値段が高いのだ。
そして脂が強いため、相当腹も膨れる。店で食べてから自宅までが大変なため、家で同クラスの肉が焼けたらいいのに・・と思った。



以上