ロードバイクは見た目で選ぶのも一つの正解と思っている
私はロードバイクを見た目で選んだ。
4年前、結婚してオートバイを売った際に少しのお金が出来た。当時はバイクが無くなる=車以外の移動手段が無くなってしまったことが不安で、必死に代替の移動手段を探していた。
探した限り、オートバイの次点で移動性能が高いのはロードバイクだっだ。クロスバイクも持っていたが、ロードバイクのほうがずっと速いという幻想を持っていたこともある。実際はクロスもロードも大して変わらない。ちょっとロードが速いかも?くらいだ。
そうして毎日のようにネットでロードバイクを眺める日々。週末は自転車ショップを渡り歩く日々。探しに探した。
都内のワイズロードなど大型の自転車ショップはすごい数を訪れた。ひたすらロードバイクを見続けた。ネットでも見て回った。そして自分が欲しいものが明らかになっていった。
<欲しくなったロードバイクの条件>
・コンポーネント(ギア類)はこだわらない(当時のクロスバイク=フロント3枚*リア8段の合計24段で困ることはなかったからだ)
・ホリゾンタルがいい(ホリゾンタルとは地面とトップチューブが平行。下記画像のような形)
・フレームのパイプは細いほうがカッコいいと思った
・フレームのパイプの前のほうはちょっと隙間が空いていることは必須(この隙間こそカッコよさと思った)
・フレームの色にはちょっとこだわりたい
・一生乗れるものがいい
そう、考えてみるとかなりの見た目重視型だったのだ。
真逆のフレーム太め(アルミ)、ホリゾンタルでない(スローピング)、前のほうが空いていないのは下記のような感じだ。このタイプが好きな人のほうが実際は多いかもしれない。
ただ、私のこだわり条件をすべて満たすのは現実的な価格では一つだった。パナソニックのクロモリロードバイク。
ブリジストンのクロモリも一時期候補に挙がったが、フレームの太さが途中で変わるため、私の美学では美しさに欠けると思えてしまった。
ラレーのクロモリもカッコよかった。これは最後まで悩んだ。
「クロモリ」とはクロムモリブデン鋼。超簡単にいうと「鉄」だ。
鉄のため素材自体は重たい。しかし素材に粘りがあって、衝撃に強い。だから細いパイプでも十分な耐久性を持たせることが出来る。こけても粘りと耐久性があるため割れることはない。
カーボンやアルミと比べるとずっと重たいのは間違いないのだが、耐久性が明らかに高い素材。
重たいと言ってもロードバイクならばクロモリでも10kgちょっとで済む。最軽量のカーボン仕様というか、100万円するようなロードバイクでも重量は6~7㎏。5割増しくらいは重たいが、私が70㎏を超えていることを考えると許容出来た。3㎏とか誤差なのだ。
これにより、ホリゾンタル、細いパイプ、前のほうがちょっと空いているパイプのロードバイクが第一候補に挙がった。
下記は最後まで悩んだラレーのロード。買わなかった理由は色の個性。
RALEIGH ラレー 2018年モデル CRN Carlton-N カールトンN ロードバイク 価格:90,720円 |
そして次はフレームの色。パナソニックのロードバイクはカスタムオーダーができるのである。これがまた凄い。
カラーもフレームサイズも自分の欲しい組み合わせに出来る。自転車ショップに売られている吊るしの仕様を買うより、もう少し選択肢が広がるのだ。
パナソニック製はフレームサイズにより、前のほうの隙間があるかが決まる。トップチューブ長が550くらいから前の隙間がきちんと出てくる。
そして色。本当に悩んだ。あまりに悩んで上野のワイズロードに行って、カラーバリエーションの一覧を実物で見せてもらうくらい悩んだ。気になりすぎて実際に行った。
上野ワイズロードでは、パナソニッククロモリの各カラーの色見本が置いてあるのだ。実際に細切れにされたパイプに30種類くらいの色がきちんとつけられており、実物さながらにどんな色かを見ることが出来る。
私はそこでもまた悩みに悩んだ。何色が最強なのか
見た目がカッコいい乗り物は絶対乗る気になることを知っていたからだ。昔カワサキのZ1000というバイクに乗っており、これは本当に見た目が気に入っていた。
まるでガンダムに出てくる敵キャラのように尖った見た目のバイクだったのだ。ツーリング先で写真を撮るたびにガンダム敵キャラ的カッコよさに惚れ惚れした。
だから自転車でも自分の本当に気に入った見た目のものを選びたいと思ったのだ。それは乗るための活力になる。間違いなく、だ。
そうして見つけたカラーがある。
それは・・・レインボー。
価格:1,528円 |
カラー指定だけで2万円以上追加されてしまうというイカれた価格設定の色だ。店舗で見たらこれが本当に美しくて、個性的で衝撃を受けたのだ。パナソニックのクロモリの安いものは15万円程度の価格だ。しかしそこに指定カラーを入れるだけで2万円以上アップする。凄まじい価格アップだと思う。何%上がってんだ、というレベル。
一見、グレーにしか見えない自転車。
しかし強い光と角度があると・・・
こうなるのだ。まさに虹色。
最初はこれに2万はやっちまったかもしれん!なんて思ったこともあった。ただ、今じゃ狙った個性的カラーがないとロードバイクの良さ半減だ、くらいに思っている。そうしてロードバイクを購入して4年以上経っているが、いまだに室内保管をし、定期的にメンテをしつつ乗っている。これからは自転車写真を撮りまくって遊ぼうと決めているので、更に頻度は上がりそうだ。
やっぱり本当に気に入ったデザインのロードバイクは良い。自転車写真を撮りに行くだけでも本当に楽しくなる。
でもロードバイクはその辺に停めやすいが、停めておくことが自体が不安なので、サブに安いクロスバイクかマウンテンバイクをもっておくとより安定するかもしれない。
混雑した駐輪場にロードバイクを停めたら高い確率でキズつけられるだろうから・・・私のよりもずっと高価なものは即盗難に遭うかもしれない。
そういった点では使い勝手が良くないことは難点かもしれない。
GT(ジーティー) PALOMAR ALLOY27.5(パロマーアロイ27.5) 2019年モデル[GATE IN] 価格:38,685円 |
以上