30代が何かしらで日常を楽しくしようと必死なブログ

これまでやってきたことのまとめ。これからやることを決めたり、経過を記入するブログ。

私定時に帰りますを見ていて性格検査の重要性を考えた

最近、一つだけ見ているドラマチックがある。
それは「私定時に帰ります」だ。

現代的な若者だったら、普通は嫌がる旧態依然とした労働慣行をやめようよというメッセージ性のあるドラマだ。
長時間労働、セクハラ、パワハラなどなどを取り上げ、問題が起きると吉高由里子が解決していく。
あんな社員いたら憧れるわ。

毎回見てて思うが、極端ながらも「そういう人、本当にいる」と思ってしまうのだ。
少なくとも「うちの会社のあの人はあの性質を持っている」なんて、すぐに顔が浮かぶ。

そして、そういう人間が企業にいなくなれば、仕事に行くのはもう少しイヤでは無くなるのではないかとも思う。もしかしたら有給休暇を消化出来て、無駄も少なく、フレックスタイムも使える会社になるのではないかと思う。

最近、私が勤めている会社は若手の流出がすごいが、それすらも減らせると思っている。若手社員は辞めるとき○○の仕事がしてみたかった、と言う。
なんだかんだそれっぽい理由で辞めていった若手達だが、話を聞くと本音では「うざくてつまらなくて将来性がないから」辞めている。

私は以前に人事で採用を担当していた。新卒採用担当だ。その時代から筆記試験で性格検査を導入していた。かなりしょぼいが激安な性格検査である。

・・見た瞬間にこの回答が正解や!と分かるくらいしょぼい性格検査なのだ。

例えば・・・
設問:人と打ち解けるのが得意な方だ
1当てはまる
2やや当てはまる
3あまり当てはまらない
4当てはまらない

性格検査を突破するには、1が正解だな!とすぐに分かるだろう。それが自分にとって本当でもウソでもだ。

ちなみに体感だが9割の弊社志望者は1と答えていた。
私も今の会社に入る際、その検査を受けたが、当然1と回答している。
なお・・・私は人と打ち解けるのがニガテだ。他人と旅行に行ったことなんて人生で数えるほどしかないレベル。
今や飲み会すら行きたくない。

つまり・・・この検査は大した意味をなさないのだ。


ただし、本当に凄まじい構成を作り上げて、どの回答がどうリンクしているか全くわからないような「圧倒的な性格検査」を作れば、もしかしたら「私定時に帰ります」で出てくる、パワハラ大澄賢也や、ユースケサンタマリアみたいな人間を採用しなくても良くなるのかもしれない。

パワハラセクハラモラハラの因子を超多角度質問の異常連打で見抜く構成で作り上げることは出来ないのだろうか。

例えば、カレーとラーメンはどちらが好きか
みたいな設問と、宇宙に行くことと演劇を見ることはどちらが価値があるかみたいな想像がつかない設問のセットで危険因子を洗い出す方法だ。

最終的には世界中のあらゆる人間に多角度質問を受けてもらい、その人たちの人生や犯罪率などをチェックしていき、統計的に洗い出すのだろう。

そこまでの最強レベルにならなくても、性格検査で少なくとも自社に入る人が、人にイヤな思いをさせない可能性が高い人である、と判別出来たら良いなと思う。

最近のSPIはどんなレベルなのだろうか。私が理想とするレベルになってはいないと思うが、性格検査は何というか実は企業の従業員のモラハラリスクを減らすために「面接よりも圧倒的に有効になりうる」ような気がしてならない。


以上