30代が何かしらで日常を楽しくしようと必死なブログ

これまでやってきたことのまとめ。これからやることを決めたり、経過を記入するブログ。

人事評価制度は「やる気」に対してかなり重要なのだろう

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フリーランスと会社員のワークエンゲージメント(仕事への意欲)の差を書いている記事を読んで思うことがあった。
その記事自体は下記だ。
https://web.smartnews.com/articles/fJFAhbbbaNX


私個人としては、フリーランスと会社員のワークエンゲージメントに与える、「差」は2つの要素があるように思える。

一つは安定した給与がないことだ。
もう一つは評価制度の問題。

フリーランスは仕事が途切れると収入が途切れる。衣食住がお亡くなりになるのだ。それは間違いなくやる気に直結する。ただしプレッシャーも大きく疲れてしまうかもしれない。

会社員はそうそうクビにはならないため、やる気がフリーランスより劣るのは当たり前だろう。そう考えると会社はある程度の仕事をフリーランスに振ったほうが業績が上がる。やる気が違うから。
ただ外注の連打は自社に仕事のノウハウが蓄積されないから、長期的にはその会社は終わることになるのだろう。だからバランスが必要とは思う。フリーランス使わないという手はおそらく、無い。

もう一つの評価制度の問題について。
フリーランスは仕事をやった分だけ収入が増えやすい。評価が非常にわかりやすい。継続した仕事が取れたらそれは評価されていることと同じ意味になる。
このわかりやすいということが素晴らしい。そして評価はお金で還元される。頑張ってダメだったら落ち込むし、頑張ってうまくいったならば楽しくてしょうがないと思う。

一方で会社員はどうだ。給与の発生源の大半は「時間」である。働いてもサボっても給与は変わらない。
むしろ業務効率化をしたら、残業代が無くなり収入が減ってしまう。業務効率化を評価されたとしても、その期のボーナスが数万円増えるかといった程度。
では次回のボーナスは?というと、新たな成果を出さないとダメだろう。そしてまた成果を出しても数万円乗る程度だ。

つまり頑張っても大して評価されないから、当然手を抜く。新たな仕事なんてゲットしちゃったら逆に自分の仕事が大変になってしまうだけだ。会社に5億のビジネスを持ってきても、数万円ボーナスが増えて終わり。失敗したら責任を取らされる。しかも大変。


それと比べて残業代は凄まじい収入源だ。
320,000円の給与の人が20日、8時間働くと時給換算で2000円/hだ。残業代は時給の1.25倍が貰えるので1時間残業で2500円になる。
業務効率化をせずに月に30時間残業すれば、残業代だけで75000円になる。年間で考えると900,000円だ・・・・桁が増えすぎてすぐに入ってこないが、なんと90万円だ!!

しかし成果主義を導入すると、「だれが成果を取るか」で揉める。
そして誰しも「簡単に達成できる目標」でポイント稼ぎに入る。
その対応で多面的な人事評価にすると、「コストがかかりすぎる」。

会社員になろうという性質から、「安定収入」を求める人は多いというのも難点だ。

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もしかしたら会社員のワークエンゲージメントはどうやっても上がらないのではないだろうか。
あまりの難易度に、どうやれば会社員のワークエンゲージメントを上げられるかパッと答えはでない。しかし、必要な要素はフリーランスの中にあるような気がしてならない。
企業の業績がモロに従業員給与に直結するようにしたらいいのだろうか。

少なくとも今の制度では、この先の時代、不満だけが社内に蔓延すると思っている。

以上