30代が何かしらで日常を楽しくしようと必死なブログ

これまでやってきたことのまとめ。これからやることを決めたり、経過を記入するブログ。

定時後にメールをするのは「悪」。これは辞めるべき悪習

皆やっぱり残業している。仕事が過剰に振られすぎているような気もする。昔は手書きで文章を書いたり、封筒で送ったり、電卓で計算したりと一つのことに時間を掛けられていた。
今はキーボードで文章を書き、何人にも情報を発信しまくり、添付資料はエクセルで計算式を組んで作り込む。どこに行ってもスマホで連絡が来て、テザリングをつかってノートPCで仕事が出来る。給与処理や経理なんかは昔の5人の仕事を1人で行うなど普通になっている。確かに本気ならばそのスピードは出るが、異常なまでの仕事の切り替えの早さに脳は疲労する。

だから残業になるのか、あるいはほかの理由で残業になるのかはわからない。主な残業理由は下記あたりだろうか。

・本当に仕事が終わらない人
・早く帰るのが周りに気まずいから日中ゆっくり仕事して程よく残業する人
・頑張ってますアピール
・家に帰るのが嫌だから、ただ残っている人
・給料を増やすためにただ残っている人

と、残業は色んなパターンがある。

日中疲労している人は定時後、単純作業しかできない。また意味のない残業をしている人ほど、残業した成果をアピールしようと必死になる。するとどうなってしまうのか。

形に残る「メール」をしたがるのだ。上長にCCを入れてだ。そうすれば上長からすれば「残ってきっちり仕事しているな!うむ!」となる。会社の採算以外は皆ハッピーになれる。が、もしかしたら当の本人は、15時に作り終わったメールを溜めておき、21時から10分置きにメールして遅くまで頑張ってます!アピールをしているだけかもしれない。
こういう人が増えれば会社は不要な残業代に圧迫されて業績が悪くなり、給与も伸びない。その結果、若手も来なくなり、転職者も増えゆるやかに終わっていくだろう。

会社四季報 2019年1集新春号 [雑誌]

新品価格
¥2,200から
(2019/3/2 02:01時点)

そして、私が最近思うことは「定時後にメールするのは悪」ということだ。

私はサボりを決め込んだ日以外は、日中鬼のようなスピードで仕事をしている(と思う)。そして定時に帰る。しかし、翌日の朝会社に来てメールを見て驚くのだ。

「私が帰ったあとに20通くらいメールがきている」

朝、メールボックスを開いて愕然とすることが多い。

朝一から20通のメールをさばかないとならない。日中どんなスピードで仕事を終えても、定時後にやたらメールを送られまくって、翌日の朝は死んでしまうのだ。射程外から攻撃を食らっているとしか思えないレベル。

日中すぐ反応すれば片付く仕事も翌日朝に各部署からまとまって届いてしまっては、相当な時間を取られることは確実。しかし、残業勢は本当に必要な仕事をしている人もいれば、アピールの人もいる。もう誰がどうなのかよくわからないのだ。だから内容を逐一確認して、時には電話をして相手の部門状況からすべてやるやらないの判断をしていくしかない。

そうして定時後の悪のメールにより、定時で帰った人の朝の時間は圧迫されていく。そうしているうち定時に帰れなくなっていき、私も定時後に終わらなかった仕事を誰かにメールするようになるのだろう。

その私の定時後メールが定時で帰っている人の朝の時間を奪い取るようになってしまうのだろう。だからその人も残業することとなり、定時後メールをするようになる。ここで負のループが始まる。

残業中に定時後メールに対応していくと、残業時間が伸びる。


更に会社に「残ってます!アピール」しようとする人はもっと遅くまで残る。色んな人が残業をするようになった後、その人は更に遅い時間にメールを送るので、定時に帰った人には、いずれ40通くらい朝イチでメールが入るようになるかもしれない。
するとその人が・・・・

もはや世にも奇妙な物語の世界だ。定時に上がるとメールが増える。いずれ1万通のメールが来て、全員24時間メールを送り続ける・・・・みたいなね。アピールするために24時間意味のないエクセルの付いたメールを全社員が社内に送りまくるみたいな。昼食も取らなくなり水も飲まず、トイレもおむつでひたすらメールを社内に送りつづける従業員・・・

と無限のループをするのだ。これは残業バブルが崩壊するまで続く。正常な人は辞めていき、どんどん加速していく。
そうやって残業時間が長くなると、今度は残業規制が入る。しかし残業が仕事目的でない人はそんなのは関係ない。それでも残る。家に帰らないのは仕事が理由じゃないからだ。残業することが必要だからだ。そしてそういう人たちに対して「労働時間が長い=会社に貢献している」と思う層が一定数いることも確かだ。

Fire HD 8 タブレット (8インチHDディスプレイ) (Newモデル) 16GB

新品価格
¥8,980から
(2019/3/2 02:04時点)

もう最後はどうなるか見えているだろう。

元を絶つには本来ならば、マネージャーがきちんと部下力量を把握し、見合った仕事を振っていくことだ。そしてムダかどうかを把握すること。しかし私の会社を見ているとマネージャーは仕事の管理をしない。プレイヤーであり、部下が残業していようが何も言わず、自分も残業し続けている。

つまり、もっとも最初に出来る対策は、定時後にメールで仕事を振るな!ということだ。もうこれだけでいいんじゃないかと思う。

でももっと有効なことがあるかもしれない。

マネージャーがもっとも帰りが遅い人の後ろに座って、その人の仕事っぷりを1日中眺めることだ。いろいろと見えてくることがあるかもしれない。


以上

好きなことだけで生きていく。 (ポプラ新書)

新品価格
¥790から
(2019/3/2 02:04時点)