若手が少ない職場で、若いというのは本当に大変だ
最近、色んな部門に新入社員が配属され始めた。
人事「あの部門は若手が少ないから若返りのために新入社員を配属しよう」とね。
そうなると、私の勤めている会社に若手は少ないので、多数のオジサンから雑務を振られまくる。
自部門オジサンA「この業務を分け与えてしんぜよう」
自部門オジサンB「電話は2コール以内に全部取れ!」
自部門オジサンC「この仕事頼んだね」
新入社員に対して、オジサンは圧倒的に多い。たぶん5倍くらい居る。
だから他部門のオジサンも敵だ。
他部門オジサンD「これそっちの部門でやってよ」
他部門オジサンE「えーその仕事断ってよ」
他部門オジサンF「これちょっと頼まれてくれる?」
オジサンだけではない。オバサンすら敵。
自部門オバサンG「この仕事大変だからやってよ」
若手「もうだめだ・・・」
オジサン・オバサン一同「最近の若者は・・・」
・・・・
昔、私が人事課にいたころ、社員の年代別で人口ピラミッドを作った。
20年前、10年前、今、5年後とね。
そうすると、1987~1994年入社(現55歳~46歳あたり)が非常に多かったのを記憶している。
それに対する若手は、3分の1程度もいなかった気がする。
55歳以上の人は、55歳で強制的に転籍させられ、役員や役職に就けなかった人は子会社に消えて行っている。
世界の会社を見たわけではないが、日本の会社は「若手」に対し、異常なまでに頑張りを期待する。
若手は走りまくって、電話をかけまくって、何事もすべて率先して行って、ハイ!とだけ返事をして、一番早く来て、一番遅くまで残って、飲み会に全て参加して、お酒を注いで回るのだ。
それが周囲のオジサンが期待する若手像である。
昔はその若手が沢山いた。そして、若手への期待の集中も仕事のぶん投げもある程度分散された。
しかし今の時代はそれが変わった。若手とオジサンの比率がおかしいのだ。
邪悪な構図である。
以上