30代が何かしらで日常を楽しくしようと必死なブログ

これまでやってきたことのまとめ。これからやることを決めたり、経過を記入するブログ。

人事が人を採用できない、若手が流出していく、と言っていた・・・

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当たり前やん・・・

私はもともと人事課に所属していて、採用なんかに携わっていた。
元面接官であり、採用戦略担当だったのだ。

そして今は別の部署にいるが、その仕事が大嫌いなためいつも異動したいと思っている。
更には転職したすぎて、DUDAとかエージェントサービスにも登録をしているくらいだ。

転職者の気持ちと、人事の気持ちの両方がわかる人物になってしまったのである。


なお、私の会社の人事では、新卒も中途採用も全然集まらない、と嘆いていた。
残念ながら、今のような売り手市場で採用が出来るような会社ではないのだが、制度自体を変える気がないことが致命的である。

・給料は大企業と比べると部長になっても伸びないのがネットに流出している。
四季報の年収は正直だ。
・vorkersのような口コミでは「50代が働いていないのに高い給与を貰い、若手は安月給で仕事を無茶ぶりされるだけ」と書かれている。


数年に一度大赤字をだし、常に利益率は低く、年功序列色が強く、なにをどう頑張っても5つ年上に給料で敵わない。
50代のオッサンは働かないのに、30代のエース級の倍近い給与をもらっている。

こんな会社に誰が入りたいのか。

この辺りは「待遇の戦略の大きな失敗」なのだ。
今の世の中で優秀な人材好む制度と真逆をいってしまっているのだ。

バイタリティがあって、多くの人を動かして利益を対外的に勝ち取ろうとする人は、そういう会社にはまずこないし、たとえ入社してもすぐ「なんか違うな・・・・」と別の会社に転職していってしまう。


なお、今の時代に優秀な人材をとどめておく制度はいくつかある。

・若くして管理職になれる、また実績があること
・部門をぎりぎりの人数で回さないこと(人員の余裕はうまく使うと革新をもたらす)
・人を管理する管理職だけでなく、技術・法務・知財経理・人事・研究などスペシャリストとして職を極めることでも相応に給与が上がる道があること
・安めのベース給与は年功序列、上乗せのボーナスは実力主義
・マネジメントに優れた上司を配置する風土があること
・ゴマすりより実績という風土があること
・人を育てるための異動をさせていること(誰か辞めたからそこに人突っ込むための玉突き異動は最悪だ)
・在宅勤務やフレックスをきちんと使えること
・有給休暇を取るのが当たり前な風土
・給与水準は評価でそれなりに変わること
・部下の不満を面談で洗い出せる上司がいること、そういった教育をきちんとしていること
・成果を上げたら相応にぶっとんだ特別ボーナスがあること(プロジェクトで10億の純利益を会社にもたらしたら1000万越えのボーナスが出るなど)
・勉強したい人にはいくらでも勉強できる環境を用意すること
・いまの部門に不満がある場合は異動がそれなりに手軽にできること

会社四季報 2018年 04月号 [雑誌]

実はやってできないことはないのだが、人事部長・課長や経営層は年を取りすぎている。
制度を完璧にしても、そのあと訪れる美味しい時代をその人たちが享受することはない。

だから、食指(触手)が動かないのかもしれない。

やはり、役員や部長レベルは40代~50になったあたりが良いのだと思う。
そして、役員になって成果を残したら、5年もかからず十分なお金をもって引退出来るようにしてあげるのが良いのだと思う。(成果を残せなかったら、安い給与で理事にでもなってまだ働くなど・・)

制度が20年前と変わっていない会社は、超一流のだれもが知っている会社以外、どう頑張っても今の時代、人材を確保はできないと思う。


以上

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