煮干しをニンニクと軽く揚げるとアホみたく旨い
ニンニクを入れているだけにアホみたく旨いのだ。
アホだけにね。
最近、仕事でうんざりイライラすることも多く、カルシウム不足もあるのかな・・・なんて思い、おつまみ用に煮干しを買った。
これはこれで非常に優秀なおつまみだ。
ただ、煮干しはそのまま食べるよりも油で揚げると遥かに旨くなることがわかった。
少量の油でいいのでちょっと黒さが見えるまで煮干しを揚げると、カリカリで香りが立ち圧倒的な旨さを生み出すのだ。塩を足すとぶっ飛ぶくらいには旨い。
それに気がついたのはダシを取っている過程だった。
煮干しはあらゆる和食のダシ取りにも使える。
・鍋
・味噌汁
・自作うどんやそばのつゆ(麺は買ってくる)
・自作ラーメン(麺は買ってくる)
本当にうまくて優秀なダシ要員である。
昨日はスマートニュースで煮干しラーメンの旨い店の紹介があった。
濃厚煮干し系は一時期、埼玉の南古谷にある田家というラーメン屋で結構ハマったことがあり、スマートニュースの記事を読んだらどうしても作りたくなってしまった。
昆布や干し椎茸、乾燥煮干しをぬるま湯で戻す。
十分ふやけたら、かつお節粉とネギなどで煮込んでいく・・・
しかし、味は普通。
とても頑張ってダシを取ったのに味が普通だ。
ぬるま湯で各種乾燥食材を戻すのに2時間ほどかけている。
かつお節も手ですり潰し粉状にしたりしている。
だが!味普通・・・
こいつは追加で旨味になるようなもの入れるしかないね・・と思った。
そこで反則ながら揚げニンニクを思いついた。
これに醤油足すだけで十分な旨味は確保されると。
そのとき近くにあるは煮干し!ダシの塊だ。
一緒に揚げ油に投入して香りを油に移そうと思った。
結局これが大正解だったのだ。
ニンニクと煮干しは油で揚げると本当にうまい調味料になる。
それはスープに投入しても旨いし、塩を軽く振ってそのまま食べても最高に旨い。
アホと煮干しを揚げた油はアホみたく旨い。ajoだけにね。
ちなみにスープにこの油と煮干し、ニンニクを投入し、うどんやパスタのゆで汁と合わせて混ぜ込むといわゆるエマルジョン化というか乳化し、スープに完全に味を移すことが出来る。
ひさびさに面白い調味料を手に入れられて、また料理が楽しみになってしまった。
以上