30代おっさん、味噌のうまさに気付く
最近、味噌がうまい。
きっかけは赤味噌をベースにして、コチュジャンと合わせて鶏+野菜タッカルビ系を作ったことだった。
ダシ入りの赤味噌は野菜の旨さを引き立て、やや濃厚さもつけ加えることができる。赤味噌だけでも野菜を複数種類入れることで結構な深みを出すことができたのだ。それにコチュジャンで仕上げる形・・・
沢山の野菜と鶏でも煮込んで、それだけで完成された料理が出来上がることに感動したのだ。
おじさん30代中盤にしてようやく気がついた。
味噌旨すぎるとね。
そして、ちょうど昨日に赤味噌を使いきった。日本にある最強の味噌はなんなんだろう・・・そう調べているうちに私は買いたい味噌を見つけてしまった。
それはフンドーキン無添加あわせ味噌だ。
まずパッケージ。
すごい・・・の一言だ。わかりやすさを優先している。
そして、無添加なのである。無添加じゃないと何を足しているの?と思うかもしれないが、無添加なのだ。
更に・・・
合わせ味噌。単一ではない複雑な味わいが期待できる。
体に良さげで、万能感が漂う。もう最強と呼べる要素をすべて入魂し尽くしたんじゃないかと思う。
もう今日の仕事はフンドーキンがしたくて身が入らなかった。
上司に仕事を振られても「ありがとう!フンドーキン!」と言いながら、フンドシを上にずりあげるのだ。
トイレでもフンドーキンをし、味噌を流すのである。
家に帰ってもフンドーキンでフンババしながら、キンするのである。
キンするのである。
ちなみに、フンドーキンの無添加合わせ味噌は、評価でいうと最高峰で文句なしに美味そうである。
しかし私はバカなことを考えていたせいか、バチが当たった。
家の近くのスーパーにはフンドーコバヤシが売ってないのである。
これはひさびさに絶望した。
フンドーキンで、鶏肉とごぼう、ほうれん草、玉ねぎをしっかり煮込んで、深みのある味わいを楽しみつつ、日本酒で一杯やりたい計画が台無しになってしまった。
怒りのあまり私は別味噌を購入した。
それは山高、秘蔵味噌。
300グラムで298円の高級味噌である。下のリンクよりも一回り小さいのを買った。
そして・・・秘蔵とネーミング。大変ハレンチだ。
あなたは秘蔵ときいて、ナニヲオモイダシマスカ?
あなたが思い出したことは、ろくなことではないでしょう・・・・この邪な人間め。
秘蔵とか。どんだけ隠すの、というレベルである。
帰宅後、わくわくしながら秘蔵味噌を開ける。
なんとパッケージをパカッと開けてしまうのだ!あああ秘蔵が露わになってしまう・・・
それをごぼう、鶏肉、玉ねぎ、キャベツ、もやし、ほうれん草、豆腐とじっくり煮込んでいく。
味見をしてみる。
・・・・美味い。鶏肉とゴボウと相当な相性である。
そして楽しくなってしまい勢い余って、八角(親方ではない)を鍋に投入して仕上げる。
更に味見をしてなんとなく思った。八角入れたらたいていの料理失敗する、と。
直前の味見まではかなり美味しかったので、フンドーキンでなくても、山高秘蔵味噌でもめちゃくちゃ旨いと思った。
いままで味噌はダシ入りのマルコメみたいな最も安いのしか買っていなかったが、30代中盤にしてあらためて味噌のうまさに気がついてしまったような気がした。
今は味噌をそのままつまみにして焼酎を飲んでいる。
今度、味噌の食べ比べで、最強の味噌決定戦をやりたいと思ったくらいに味噌は旨い。