昼飯を抜いてデパ地下を歩くという修行は男を一回り上げる
私はいつも200円くらいでビタミンゼリーを中心とした激安昼飯を食べている。
激安昼飯にしているのは、どうせきちんとお金を払っても昼時じゃ大したものは食べられないから。12時から13時にほとんどの人が動くため、極めて混むし、野菜たっぷりのバランス飯を安く食べる方法はほぼない。
それに夜にたくさん食べたいというのもある。
ついでに仕事を早期リタイヤするためにお金の節約をしているというのもある。
更に外出の場合は必ず直帰で早めに帰宅するように設定しているので、「外出時は昼飯を食べない」
ちなみに外出時は必ず早めに外出先に向かい、どこかで時間を潰して遊んでいる。そんなとき良く候補になるのはデパ地下だ。
自分で料理を良く作るので、売っているものを見てコピー料理を作るための参考にしている。
また盛り付けや色合いが素晴らしいので見ているだけで楽しい。
だが・・・つらいのだ。
毎回のことなので昼飯で大して食べないことに慣れている。されども腹は減る。
すごく減る。
そこに現れるは、デパ地下グルメ。
圧倒的な種類。
最高峰の盛り付け。
時にはいい匂い。
和洋中すべてのジャンルがそこには揃う。
もうとんでもなく旨そうなのだ。
それを心を鬼にして、食べ物をよく観察をするが、食べない。
絶対に食べない。デパ地下飯は高い。食べないのだ。
食べたい・・食べない!・・食べたい・・・を繰り返していくと、なぜか無の境地に近づいてくる。
むむ、余裕だ。「食べなくてもなんとかなる状態」が出来上がってくる。
もはや精神鍛錬の一つと思える。これを繰り返したら、目の前に仕事が山積みになっても、「むむ、仕事!」
食 べ な い !
となるのだろう。
課長に仕事を振られても、「食べません」
電話がかかってきても、「食べないガチャ」
仕事とかクソだからね。食べない。
とりあえず、食べない言っときゃいいんだよ状態だ。
以上