30代中盤になってもやっぱり二日酔いになるまで飲みすぎた件
数年前に結婚してから酷い二日酔いにはなっていなかった。自制していたのか、あるいは年齢と共に落ち着いたのか。
2017年の12月は引越しや周辺準備をしつつも、仕事も結構な忙しさだったため、年末のの最終日には相当気が緩んでいたのだ。
もう緩々である。仕事やらん、くらいの勢いだ。
朝から極力カバンの中身を減らし、最終日特有の「部のエンドレス飲み会」をダッシュで逃げて帰るつもりだったくらいだ。
私の勤めている会社では、年末の最終日には昼過ぎから飲み会準備を始め、夕方から定時までは仕事納めの飲み会を社内で行って良いことになっている。
場所は社内のどこでも。
会議室や仕事のデスク、打ち合わせスペースなどなど。
場所が確保できれば、本当にどこでも良いというちょっと太っ腹なシステムだ。
なぜかこの飲み会には幹事が決められ、なかなかきちんと準備をしなければならないことになっている。
準備は完了し、飲み始める。
大量に並んだビール。その中に缶入りのワインまである。
そして日本酒が運ばれ、ウイスキーまで出てくる。
・・・普段の第三のビールと比べてビールがかなりうまい。
つまみも居酒屋よりも良く、寿司などもある。
1時間ちょっとの時間だが、ここでついつい飲みすぎてしまった。
缶のワインも珍しかったので飲み干す。
片付けが終わるころ、私は脱出に向けて準備を始める。
トイレに長めに行ったり、ほかの部門の人と立ち話をしたりして、自分の部門の人が二次会に出払うか、私のデスクから遠ざかるのを待つのだ。
・・・だれもいなくなった瞬間にダッシュでカバンを取って逃げるための作戦だ。
・・・・が、トイレ脱出タイミングでちょうど部長、課長の一団と遭遇してしまう。
部長「二次会来られる?待ってるよ」
この時点で結構酔っぱらっていたので、「まあ二次会行くかな」という気分になってしまっていた。
私は酒を飲むと酒が飲みたくなってしまうのだ。
酒が酒を呼んで、飲みまくってしまうたちの悪い飲み方をする人間なのである。
二次会に向かう。中華料理屋だ。
ここではひたすら紹興酒になった。
どんどん合流してくる人と話しつつ、飲み続ける。
食べ物も豪勢に並び、飯も旨い。
そうこうしているうちに、いつの間にか2時間くらい紹興酒をひたすら飲んでいた。
昨日までは絶対二次会すら出ないで脱出だ!なんて意気だったのだが、酒が酒を呼んで楽しくなってきてしまったのである。
二次会のメンバーが部の中でも好きな人で固まっていたというのもある。
そのまま三次会に雪崩れこみ、更に飲む。
ここ一年は二次会すら逃げてたが三次会まで出るなんて、相当この時点で酒に飲まれていたはずだ。
三次会はウイスキーにワインにビールに飛び交う。
皆、だんだん呂律が回らなくなってくる。
でも、ここまで飲みまくったら本当にどうでもよくなってしまうのだ。
まったく時間が経った気がしないまま、部長から〆という言葉が出る。
まだ飲めるぜ!なんて思ったが、時間を見てみると24時直前だ・・・
いつの間に24時がきやがった!!早すぎる!と思ってしまった。
そして8時間くらいぶっ通しで飲んだ我々は皆ふらふらだった。
後日聞いてみると余裕で終電を逃している面々。
年末はタクシー屋も儲かるだろう。
ここから地獄が始まるのだ。
まず私は店を出てからの記憶がまったくない。
気が付いたら家のリビングにワイシャツのまま寝ていた(笑)
途中どこかで座っていたような気がするのだが、気のせいかもしれないし、本当に酔ってどこかに座っていたのかもしれない(笑)
結構危険なことだ。
だが、それくらい覚えていないのだ。
ここまで酔うことは大学生以来だと思う。
飲みすぎて水分が足りなくなったのか、3時くらいに一度起きる。
おお!家か・・・という感じだった。
立ち上がろうとするとフラフラする。とりあえず水を入れておかないと脱水がマズいな・・と思いお茶を飲んでおく。
記憶が無くて衝撃を受ける。
まっすぐ歩けていたのだろうか、財布はちゃんとあるか、リュックは持ち帰っているか、上着は・・時計は・・・
なんと全部ある。財布にお金もちゃんとある。
・・・・しかし、この記憶のなさは絶対3次会のお金払ってないはず。
仕事初めで払わないとな、と冷静に思った。
ワイシャツから寝間着にはかろうじて着替えられた。
そのままエアコンを付けてリビングで寝続ける。
朝を迎える。
大体9時くらいか。
起きると非常に気持ち悪い。更に水なしで酒を飲み続けていたので、喉はからっからだ。
私の二日酔い必勝法は「大量の水分」である。
飲みすぎたかな、と思った日は寝る前に水分を取りまくると、まず二日酔いにならない。
今回はすでに飲みすぎて時間が経っているが、水分を摂りまくることにした・・・・
と思ったら、全然胃が受け付けない!!
残念!!!
全部一瞬でトイレ行きだ。
牛乳を飲んでいたのでエイリアン2で言うとビショップみたいになった。
あ、これ完全体の二日酔いで胃になにも入れられないやつだ・・・
と絶望しながら、床につく。
幸い胃になにも無ければ吐き気はない。グラグラするので立ち上がりたくないという程度だ。
口を湿らす程度に水を入れ、部屋を暖かくしてひたすら寝る。
年末連休の午前中はこれで終わってしまった。
そして午後、全然ダメである。
ちょこちょこと水を50mlくらいたまに摂る。
夕方になってようやく復活してきたので、晩御飯でバナナとリンゴを食べる。
動物園の動物もこんな食事だったな・・
そんなことを思いつつ、ひさびさの二日酔いを耐え忍んだのだ。
二日酔いになると「もう二度と酒なんて飲むか」なて思うが、1月も一週を終えようとする頃、ウィッと言いながら、ジンを飲む私がいた・・
やはり酒はやめられない!!
以上