会社の金で海外に行けると思ったら全然自由時間がない件
会社から材料を購入している海外現地工場視察のため、海外出張を言い渡された。
国はタイ。
かなりローカルな場所に工場は点在しており、一週間近くかけて、いくつかの工場の生産工程を見て、弊社に納入されるグレードにかかる加工賃を最低賃金~平均賃金のレベルで算出して、商社の取り分などこちらで計算出来るようにしようという試み。
材料もかなりマニアックなものだ。
今回は化学品関連でひたすら原価計算をしていた歴史があるので、私が駆り出されたのだが、私はいまだにその材料にほぼノータッチでまったく自社での使用方法がわからなかったりする。
なんに使われているんだこれ・・状態。客先も分からない。
購入価格と原料、使用量だけはわかる。
業界の知識としては、A4資料を100枚くらい出張の二日前に渡されたが読む気もない。
今回は技術者も同行するので、これは旅行気分だな!と思っていた。
あとで技術の作る報告書ですべて補完できるだろう・・・くらいに考えていた。
しかし・・工程が超ハードだったのだ。
初日から日本から12時間の移動があり、翌日も7時から移動開始。
だいぶ詰め込んだなこれ!と思いきや、昼間は30℃を越える中、ひたすら工場視察。
まさにひたすら。
現場従業員は労災リスクがやばそうなところで働いている。
いわゆる3K職場で、臭い、汚い、危険である。
その後、晩飯まで取引先の役員との会食で夜の23時くらいまで解放されない。
翌日は・・・同様だ。
では翌々日は?
朝6時集合かよ!
どんどんハードさが増していくのだ。
今週末に帰宅出来るまで似たようなスケジュールでひたすら取引先を回るが、最終日は・・・
5時集合。
おい・・・
あほか!
海外出張に行ったら、かなりの金がかかるだけになるべく多くの収穫を得ないとならないとは思うが、ここまでやるかと言うレベルの詰め込みっぷりである。
毎日、6時ころから少なくとも22時まで自由時間が一切ないのだ。
一応モバイルパソコンを持たされて日本からのメールをみれる環境だが、疲れきって全く見る気になれない。
そして、日本でこれだけの時間拘束されたら、月100時間残業を越えるレベルだ(取引先との会食を残業に加算するならばだが)
本当は毎日17時くらいに解放されてそこから自由に海外の地方をぶらついてローカルフードでビールを飲みたかったのに、完全に目論見が外れた!
日本の仕事はこの間に溜まりまくるので、これは海外出張を引き受けたのは完全に失敗である。
こいつぁ早く帰りたいぜ。
以上