幼稚園時代バスを送る親同士の距離感
私の通勤時間は朝早い。
都心の駅に7時すぎにはもう着いている。
会社まで歩いていると、幼稚園の送迎バスを良く見かける。
本当の都心に住んでいる家庭の子を送り迎えするバスなので、バス自体も高級である。
私が通りかかるところでは、今まで1人しか乗り込んでいなかった。
送る際、母親はバスが出るまで毎回手を振っている。
超都心で手を振って子を送る。さすがセレブ、と私は思っていた。
そして最近・・・
そのバス停から乗り込む子が1人増えたのだ。
ただその配置が実に面白い。
最初からいたセレブ(最初セレブ)は、反対車線側から手を振って子を送っている。
最近追加されたセレブ(後セレブ)は、バスが横付けされたところで手を振って送るのだ。
まず手を振るのは基本なのかっ!と衝撃を受けた。
そういえば皇族もいつも手を振っているような気がする・・
そして、バスが出発したあと、通りを挟んで手を振り終わった最初セレブと後セレブが残る構図になる。
見かけ始めた最初の頃は「うふふ、あらあら、ごきげんよう」という感じだった。
しかし2週間くらい日が経った今は、一礼してニコリともせずにスタスタと立ち去るのだ。
一体二人の間に何があったかはわからないが、「シュバッ!スタタッ!」という感じで実にスマートな動きである。
それを見ていて無駄に気を遣いまくって毎日ニコニコうふふ、あらいやだ!をするよりはずっと良いなと思った。
以上