30代が何かしらで日常を楽しくしようと必死なブログ

これまでやってきたことのまとめ。これからやることを決めたり、経過を記入するブログ。

忙しすぎると人は隠れた修羅になる

今日は月曜日だというのに、まさに鬼の如く忙しかった。

私のやっている購買業務はとにかく問い合わせが多い。

・これって納期どうなの?
・新しい材料って従来の材料とどうやって見分ければいいの?
・納入されたとき、すでに紙袋が破れてたんだけどどうすればいいの?
・これの見積もり取って!
・うちの会社は神戸製鋼の影響ないの?
ポリプロピレンのメーカーが長期修繕に入るけど大丈夫?
・海外向けの大型件名の特価って何トンまで買えるんだっけ?
・この材料に紛争鉱物が入ってない証明書貰ってくれ!
・この材料、値上げさせて?

と社内、社外問わず、凄まじい問い合わせがくる。
各部門も知識を蓄積していなく、購買担当も情報発信が甘いからだろう。

私は日本国内で8拠点、材料の種類もおおまかに100種類くらい扱っているのだが、まったく手が回らない。

そもそも担当材料が膨大で、さらに上に書いた問い合わせが複合して起こるからだ。

電話が鳴る!

受話器を取る!

工程担当の人「あの穴が開いてたポリカーボネートの材料、返品しちゃうと、11月納期の材料が入荷されないと客先に納期遅延になっちゃいそうだから、入荷確定してから返品でもいいかな?ちなみに月またぐけど・・・」

それについてメーカーに私は問い合わせを入れつつ、楽に処理出来る方法を考える。
月をまたぐとシステムの処理めんどい!!!って思うのだ。
だから、11月納期材料の確実な入荷の確約が取れたらすべてを最速かつ丸く収めることが出来る。

メーカーと話終わり受話器を置いてメール受信ボックスを更新すると、合成ゴムの納期遅延で、1トンが入らず、500kgだけ納期に入れて、14日後に残りを納入で良いか、という内容が別のメーカーから入る。

製造課に連絡し、それじゃダメだから750kgは最低必要、と答えを貰う。

するとコストダウンについて緊急で工場のエラい人がテレビ会議やるから、出席してくれ、と上司に言われる。

さっきの合成ゴムの件は会議中にメールを流しておくしかない・・・

そして、エラい人はどんな内容の会議をやるかわからないため、必要になりそうな資料をノートパソコンのデスクトップに放り込んでおくべく、サーバー内を探していると・・・

客先からのアンケートまだ答えてないでしょ!と技術部門からお叱りが入る。

・・・・

全部1で回答しろや!!!


人が多くいればこんなのなんでもない仕事だ。
だが人がいないとこんな雑務まみれで1日が終わる。

息をつく暇もない忙しさだが・・・

「会社の利益を一円も稼いでいない」


それがわかっているだけに、電話が鳴るたび「なんなんだよ」と苛立ってしまうのだ。

でもメールも毎日30通は入ってきて、電話も10回はなる。
メールも電話もすべてが「何とかしてくれ、あるいは教えてくれ」という話だ。

この原因は先週の金曜日仕事をさぼりまくったから、というのはある。

忙しすぎると人間の心が失われてあまりに苛立ってしまう。

購買担当は毎日勉強をして、材料メーカーの製造工程や市場のプレイヤーの動きを把握し、策を練り、利益を上げるべき存在と思う。

それができないほど仕事に追われると・・・

電話がなるたび心は激怒しながら普通の顔をして仕事をするのだ。



以上