テスト勉強してる?昔、苦手な物理でとんでもない点数を取った
今週のお題「テスト」
テストについては良い思い出が少ない。
良い思い出は少ないが、「印象に残ったテスト」はある。
私は小中高と成績はあまりに普通で、いわゆる「中の中」くらいの成績だった。
中学生のとき通知表はオール3に毛が生えた程度の成績。
高校は偏差値50くらいの高校に進学。
その高校でも通知表は平均6か7くらいの平凡な成績。
高校に入ったときは、義務教育じゃなくてお金を払っても進学なので、きちんと勉強しよう!と決意だけはした。
決意だけはしたのだか、これまでぬるま湯の勉強しかしてこなかった私は、残念ながらガチガチに勉強する耐久性と精神力も、勉強の仕方すらそなわっていなかったのだ。
そのため勉強も十分にしていたとは言えず、基本的には一夜漬けで試験に臨んでいた。
紅茶をたっぷり沸かし、それを飲みながら試験前日は5時間くらい勉強するのだ。
高山で水分は摂りすぎるということはない(笑)
紅茶で、頭が良くなる?と聞いたことがあるDHAを流しこんでプラシーボ効果を狙うのである。
テスト時には事前準備でいろいろなことをした。
・英語の出題範囲は教科書の全文訳を友達から貰った。
・絶対試験に出ると言われたところをまとめたスーパーメモ帳作成(英語ならnot only~but alsoとか、日本史なら1221年承久の乱、後鳥羽上皇とかね)
・理系科目は公式を丸暗記する。
ちなみに英語の全文訳は、日本語で覚えておいて、英語でそれっぽい箇所の翻訳問題が出たら、そのまま覚えた日本語を書くだけである。
・・・あれ?これだけしかやってない気がする。
しかも絶対試験に出るところをまとめたスーパーメモ帳は「まとめたら満足して見返さない」。
今考えるとテスト対策としてはまったく勉強量が足りてなかった。
ただ別の見方をすれば、あんまり勉強せずに卒業できたんだから、コスパが良いというべきか迷うところがある。
でもあれだけ授業を受けたのに大したことが身についていないのは、やっぱり時間効率悪すぎ?なんてことも思う。
ちなみに毎日8時40分から、16時くらいまで高校にいたのだが、高3のときの全国模試での偏差値はなんと40程度だ!
高校は皆勤賞のため、週5日、5から6限の授業をこなしてこの偏差値である。
まじで才能がないのか・・・
さて、テスト勉強の話に戻る。
私は理系に進んだのだが、苦手な科目は数学、物理だった。
数学など理系科目は頭が良い人じゃないと解けない、と言われて育ったため、暗記はする必要がないと思っていたのだ。
そのため閃けば一瞬ですべての解答が見えるのでは、なんて思ったりもしていた。
だから、理系科目は試験勉強も「公式を丸暗記して終わり」である。
試験ギリギリ1分前まで「公式」だけを丸暗記する。
テストが始まった瞬間、解答用紙の欄外に公式を書きまくる。
これでド忘れを防ぐのだ。
問題を見つつ、どの公式を使うのか、すべてその場で考えていた。
「公式の使い方」は授業中に例題を解く時間のみしか勉強していない。
当然試験時間も足りなくなり、応用問題も全然解けない。
こんなことをやっており、中学生からの数学の知識も蓄積されていないため、基本問題しか解けず毎回撃沈するのであった。
ちなみに高校時代の最低得点は、数学2Bで32点だ・・
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と見せかけてからの物理0点!
0点!ドーン!!
のび太かよ・・・
漫画以外で0点にまさか出会う日がくるなどとは予想もしていなかった高校時代。
救いの一つは、私も0点を笑い飛ばせて、友人も盛大に笑ってくれたことだ。
物理0点となると、当然赤点。
これは高3の中間試験だった。
次の試験も赤点だと高校ながら留年の恐れがあるため、必死に勉強した。
さすがに留年にはビビり、物理だけで2日以上かけて8時間くらい勉強した。
全部の例題を解いて問題集全部やれ、が出来る友人のスーパーアドバイスだった。
公式を見ながら、例題を解こうとする・・
解けない・・・
解説を見る。そのまま同じ通りに自分で計算する。
当たり前だが解ける。
次の問題。
また公式の使い方が少し違って解けない。
解説を見る。
ただこれを繰り返し、20問くらい解いたら最初に戻る。
初歩的な問題から再スタートすると・・
解ける!!
これ知ってる!な状態だ。
ここでボルテージは最高潮。
解けなかった問題だけ解説を見てやり直すのだ。
今まで物理は精々1~2時間の試験勉強だったので、およそ8倍勉強して道が開けた瞬間だった。
そして試験当日。
物理は本当に緊張する。
時間がきて物理の試験開始!
速攻公式を欄外に書きまくる。
問題を見ると・・
なんと解るのだ。数字が置き換わってるだけで解き方は一緒。
最後のほうの応用編はまったく手が出なかったが、7割くらいはすんなり解けたため、検算に時間を回す。
試験が終了する。
結果、試験はそこそこ出来た、と思えた。
赤点はないな、お疲れ!自分!状態だった。
さて私の通っていた高校では、試験の次の授業中に試験結果が返される。
そして試験後発の物理の授業が訪れる。
試験結果が返されたときの反応は人それぞれだ。
すぐ友人について見せる人、伏せて隠しながらチラッと自分の成績を見る人、カバン即投入の人、さまざまだが私は両方ともする必要がなかった。
なんと物理が学年3位だったのだ。
高得点者は試験結果を返される前に呼ばれる。
「前回0点」からの「高得点お呼ばれ状態」になったのだ。
そのときの勉強方法は教科書に載っている例題を教科書を見ながら解き、答え合わせをし、解き方が合っているかを確認する、というのをくりかえすだったので一つのことに気がついた。
あれ、暗記しかしてないのに理系科目は解けるのか、と。
高校3年でようやく気がつく。
現実は高校の理系科目は完全な暗記科目で、「このパターンはこのパターンを当てはめる」という型を覚えるものだった。
ちなみに今覚えている物理の公式は重力加速度の1/2mv^2のみである。
だが、今までずっと勉強をさぼっていたツケは大学受験に表れ、さんざんな結果に終わったのだった。
浪人編はまた別途。
以上