贈り物に使いやすい酒(ウイスキー、日本酒、スピリッツ、焼酎)
私は酒が大好きだ。
贈答として何かを貰うならばやっぱり酒が一番うれしいし、誰かになにかを送るとなったら、もちろん酒を贈るだろう。
また、実家にたまに帰るときにお土産を持っていくならば、当然お酒だし、奥さんの実家を訪ねるときもお酒を持っていくだろう。
取引先への手土産もたぶん酒。
旅行に行って買って帰るのは、地酒だ!!!
なんだこれ・・・
と思ったが、自分メモを兼ねて、色んな場面で使いやすそうな酒をまとめてみたい。
ウイスキー
・マッカラン12年
良いウイスキーの基本中の基本。色んなウイスキーと飲み比べたとき、これはハチミツのような素晴らしい香りで、以前贈答用にこれを選んだことがある。
・アイラ系のシングルモルト
ウイスキーのクセがあるのが大好きという人にはラフロイグクウォーターカスクか、タリスカーだ。
正露丸の香りが大好きで正露丸すら舐めたいくらいだ、なんて言っている人にはアードベックが良い。
本当に正露丸みたいな香りで、なんでこれが旨いのか不思議だがすごく旨い。
・宮城峡
ニッカのウイスキーだと、竹鶴や余市が有名だ。
そこから一歩知名度が下がるのが宮城峡と思う。しかしこの宮城峡、価格帯は余市と変わらない。
そして味はすさまじくうまい。
ニッカはフロムザバレルというウイスキーがすごくうまいと思ったが、宮城峡のほうがちょっとしたクセがいいアクセントで格上と思う。(値段も格上だし)
・あえて電気ブラン
うまいか、と言われると「いや・・・別に」という酒かもしれないが、電気ブランはどこか訪ねるときに、あえて選ぶと面白いと思った。話題にはなる。
うまい地ビール+電気ブランは良い組み合わせかもしれない。
・あえてリザーブ
うまいか?と言われると、うまい。
ただし、この価格で買うか?と言われると買わない、となるのがリザーブだが50代以上ならば久々に飲むと嬉しい酒もリザーブと思う。
サントリーの調合技術のすごさが伝わってくる酒だ。もしかしたらオールドのほうが受けるかも。
日本酒
・常きげん(石川)
結婚式でこれの大吟醸が出てきて、飲んでみたらあら美味しい。
澄み渡るような旨さでしっかりアルコールの余韻がある。
とにかく綺麗な水で作られたような、するっと入ってくる酒だった。
石川から遠い地域、日本酒を飲む文化のない人にこれを渡すと日本酒が好きになるかもしれない。
・大七(福島)
これも晴れの場、これの吟醸が出てきた。常きげんほどの澄み渡り感はないが、日本酒らしい味はこちらのほうが上。
しっかり感がある旨い日本酒、というイメージで、そこそこ油がある料理にも合わせやすいと思う。
「日本酒が好き」という人にあげると、喜ばれると思う。
・銀嶺立山 雨晴(富山)
これを飲んだのも晴れの場である。大吟醸である。
結婚式は地酒を使うことも多いため、地酒の最強クラスを飲むことがそこそこあって非常に面白い。
「あまはらし」とネーミングが非常に優れているため、祝い事での贈答で使えると思う。
友人の結婚式の二次会に数本、これを入れるなどだ。
・梵GOLD(福井)
これは親せきの集まりで、酒が好きな叔父さんが冷酒で持ち込んだもの。
辛口のキリっとした大吟醸で、「冷やしで飲んでみて」と言われて、キンキンに冷やしたのを貰った。
これも澄み渡るような飲み口で、スルスルと入ってくる酒だった。
2杯は飲めたが、3杯目はほかの親戚に奪われて私の元には回ってこなかった。
(梵GOLDの用意は720mlで3本くらいあったのに、7人で20分くらいですべて空いていて衝撃を受けた。)
獺祭 磨き二割三分(山口)
「すごい」と聞いたが飲んだことがないので、今一番気になっている酒だ。
スーパーブームになっただけあり、とてつもない味なのだろうか・・・
他スピリッツ
・タンカレージン
緑の綺麗な瓶に入っているジン。これまでジンの最強はボンベイサファイアなんでしょ?と思っていた感覚を即つぶしたのがこのジンだった。
ギルビー、ビフィーター、ボンベイサファイア当たりしか飲んでなかった私は、ジンは割るための酒、と思っていた。
これを飲んで初めて、ジンはめちゃくちゃ冷やした水か氷で最高の旨さを発揮すると知った。
・ブードルズジン
タンカレージンを飲んで以来、ジンにハマった私に会社の先輩が教えてくれたジン。
先輩曰く「どこにでも置いてある」というのだが、どこを探しても見つからず、通販でも買えず、最終的に赤坂の巨大な酒屋「やまや」で発見して即購入した酒。
これもタンカレー同様に割る必要がなく、キンキンに冷やした水か氷で、15度くらいに薄めて飲むとすごく旨い。タンカレーはキリっとしながら、杜松の香りが突き抜けるが、ブードルズは甘さのバランスが素晴らしく、元からカクテルのような味わいがある。
・オルメカゴールド
私がテキーラにハマるきっかけになった酒だ。
当時、会社の同僚の間でテキーラが流行った時期があった。ただし居酒屋で飲むテキーラはそんなに美味しくなく、度数が強いだけで香り高さを感じなかった。
というのも、シルバー系のテキーラばかり飲んでいたからだった。
しばらくして池袋で地下の怪しいメキシコ料理屋に適当に入ってみて、このテキーラに出会った。
・・・なんだこれ今まで飲んだのと香りが全然違って、超スパイシー。そう思った。
またチリソース系のメキシコ料理との相性が抜群で、そこからオルメカゴールドにハマって6本くらい買ったと思う。
焼酎
・兼八(麦)
会社関連で、宿泊の研修があったとき、偉い人が注文して飲ませてくれた酒。
飲んだ瞬間衝撃が走った。
麦チョコ食べてるような香ばしさ・・・なんですかこれは、と聞いたら「兼八」と言う酒だった。
高い高いとその人は連呼していたが、調べてみるとプレミア価格になっており本当に超高かった。
・特蒸泰明(麦)
兼八のあまりの旨さに衝撃を受けたが、プレミアで高すぎて買えないため探し出してドハマりした酒がこれ。
麦チョコ感もしっかりあり、兼八のほうが旨いような気がする?というくらい旨い麦焼酎だ。
・瑞泉(泡盛)
お土産で泡盛の小瓶を貰ったことがある。
それは瑞泉ではないのだが、すさまじい香ばしい香りと強いアルコールで、兼八の雰囲気を感じた。
泡盛は飲みにくい、昔からそう聞いていたため、ちょっと泡盛に対する印象が変わり調べ始めた。
その時出てきたバランスの良い泡盛がこれ。
なんと度数は43度。かなりの香ばしい、ガツンとした味わいである。
・佐藤黒(芋)
これもプレミア焼酎。高いがずっと興味があった酒である。
ある日、後輩が課長に忘年会の店予約を頼まれた。
店予約を頼まれた日は12月20日頃だ。課長は頭がおかしいのである。
後輩は頭を抱えながら、空いている店がないか探し、結果バカ高い店に落ち着いた。
逆襲しようぜ、と後輩と一緒に佐藤黒を大量に頼み、絶望的な会計に至らせたのだ。
味は重めの芋々としている、しっかりとした芋焼酎。お湯で割ると、芋の香りがすばらしく広がる。