ビール券の最強の使い道を考えてみた
ついこの前、仕事でビール券に関わる機会があった。
実は私はビール券を使ったことがない。どこの店舗で使えて、どんなルールで運用されているかなどが一切判らなかったのだ。
これは非常に良い機会なので、「最強の使い道」は何なのか、考えてみたいと思った。
■ビール券の基礎知識
①ビール券とは
贈答用の商品券である。
酒店の組合である「全国酒販協同組合連合会」のみが現在発行している。
アサヒビール、麒麟、サッポロ、サントリーも発行していたが、いずれも撤退したとのこと。
昔はお中元、お歳暮の贈答が盛んであり、そうめんやサラダ油ばかり送っても被ってしまうため、この金券、当時は使いやすく貰って大変嬉しいものだった模様。
②ビール券は何に使えるのか
ビールにしか使えないと思いきや「酒屋で販売されているすべての商品と交換可能」とのこと。
ただし大手スーパーはビールのみ、コンビニなどでは酒を1本でも含む買い物でしか使えない場合が多いこともある。
おつりが出る店、出ない店もあり、「いちいち使えるか確認をしなければならないこと」がある。
・「酒屋」でも「スーパー」でも「コンビニ」でもどこでも使えるし、何でも買える可能性もある。ただし「何に使えるか」「おつりが出るか」など、使用条件は店によるようです。
③ビール券はいくら分なのか
ビールの大瓶1本あたりの定価がわかれば良かったが、「ビール 大瓶 定価」などで調べてもメーカー希望小売価格は出てこなかった。
なお、ビール券は「額面価格」があり、下記の四角で囲った部分の金額分だけ買い物ができる。
下記画像ならば「724円」である。
・・・逆算すると、大瓶1本は362円か!?
④ビール券には有効期限が存在する
上記画像を見ると、かなり長い有効期限だが、一応期限が存在している。
右側のほうに有効期限が記載されているのだ。
ちなみに画像のものでは「あと5年半使える」。
⑤ビール券をもらったら感謝しよう
ビール券は、額面よりも購入金額が高いのだ。
ビール券724円(大瓶2本券)を購入しようとすると「784円(非課税)」となる。
ちなみに724円に消費税相当として8%掛けてみても781.92円だ。残りの2円ちょっとは闇のルートで誰かのフトコロにインしてしまうのだろう。
■ビール券はどう使うのが最強か
①スーパーで使っていく
当たり前すぎるがコンビニではなく、スーパーで使うのが最強と思われる。
例えば、価格競争の中心的存在、第三のビール「金麦」はコンビニでは188円だ。
(コンビニでバラバラに6本買うと1,128円だ。)
しかし激安スーパーでは、金麦6本セットが830円台である。
2~3割安いなど当たり前なのである。
安いが、その分便利ではないと言えるのだが、いちいち何に使えるか確認して使う、というステップを踏むならば、激安スーパーでそのとき必要なものにすべてつぎ込むのがどう考えてもベストだ。
(ビール以外に使えないと言われた場合は、この限りではない。)
②現金化する
激安スーパーでビール・酒以外使えない、と言われたが、ビール・酒を飲まない場合はやはり現金化になってしまう。
現金にする際に金券ショップで手数料を多少取られても、激安スーパーでその現金を使うとなれば、コンビニでビール券を使うよりも多くの買い物が出来るはずだ。
ただし、くれぐれも現金化したことは、くれた人にバレないようにしなければならない。