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【食品天下一武道会】100グラム100円の牛ロース肉を色んな調味料で食べる

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先週、家から最寄りのスーパーではなく、少し離れたスーパーに買い出しに行った。
そのスーパーは肉類が安いことで私の中で有名で、肉については不動のポジションを獲得するに至っている。

私のお気に入りの「オーケーストア」でも肉では負けてしまうのである。

実は今回、そのスーパーに行ったのは肉目当てではなかった。
肉は買わないつもりだった。

だがしかし残念ながら買わざるを得ないものが置いてあったのだ。安すぎたのだ。

買わされてもうたのじゃ・・・

それが800グラム800円の牛ロース肉である。
もちろん輸入品である。だが、あまりに安い。
そして圧倒的な物量だ。800グラムは賞味期限が3日、余ったら冷凍にすれば良いと思い購入したのだった。

野菜炒めにしたり、ニンニク焼きにしたり、焼き肉のタレで食べたりしたのだが、賞味期限の日、残り300グラム程度。
最寄りスーパーは最安値の牛肉でも100グラム200円程度してしまうため、普段牛肉は購入していない。
そのため、私は牛肉を自分の好きなように調理できるというだけで少しテンションがあがって小躍りできるくらいうれしいのである。

300グラムもあれば、なんでもできる気がした。
そこで今後の牛肉の食べ方を複数種類もっておくために、開催することにしたのだ。

そう食品天下一武道会である。

「牛ロース焼き肉用はどの調味料を付けると最も旨いのか」編である。

■牛ロース焼き肉用の調味料陣

会社から帰って準備だったため、漬けなどあまり手の混んだことは出来ない。
そのため単一の調味料を中心に陣形を組んだ。
ケチャップ
②マヨネーズ
③醤油
わさび醤油
⑤オリーブオイル塩
⑥ダシ味噌
コチュジャン
⑧バターマーガリン塩
⑨バターマーガリン醤油
⑩梅チューブ
⑪めんつゆ
サウザンアイランド
ウスターソース

■牛ロース肉の焼き方

フライパンに牛脂を角砂糖一個分くらい溶かし、そこに冷蔵庫から出して10分くらい経って、常温まではいかない牛肉を放り込む。
豪快に火をかける戦法だ。
しかし水が出て思うように、ちょい焦げ仕上げができなかった。どうみても「茹でたの?」という仕上がりになってしまっていた・・
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■牛ロース焼き肉用に合う調味料ランキング

後ろの数字は、その調味料と焼いた牛肉を合わせたときの戦闘力である。100を最高とした。

1位:めんつゆ100
2位:ダシ味噌94
3位:わさび醤油90
4位:コチュジャン84
5位:醤油83
6位:サウザンアイランド79
7位:ケチャップ78
8位:バターマーガリン醤油77
9位:マヨネーズ72
10位:ウスターソース68
11位:梅チューブ64
12位:バターマーガリン塩59
13位:オリーブオイル塩49

ちなみにちょっと特徴的な調味料は「醤油」と「オリーブオイル塩」だ。
醤油はちょっと高いものを使っている。
オリーブオイルはちょっとクセの強いものを使って失敗したのだ。(めちゃくちゃ葉っぱが入っているのだ)
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■各調味料、ロース肉と合わせた感想

■めんつゆ100
前々から思っていたが、めんつゆは毎日食べると飽きる。しかし、たまに食べるとやはり日本人が発明した最終兵器なんだと思わせる旨さがある。
カツオの香ばしさ、醤油のするどさ、若干の甘味が牛の香りと合わさって、圧倒的な旨さになる。
色んな調味料を試した上でこれがトップとなると少し悲しいが、残念ながら通常の調味料でこの旨さに勝つのは不可能である。焼肉屋でなんで用意しないのか不思議なくらい旨かった。

■ダシ味噌94
水に溶かすだけで美味しい味噌汁になるという、万能調味料である。やはりこれも完全にバランスされたダシが肉のうまみを引き出すことができるのだ。ただし、めんつゆよりも塩分が強く鋭さを感じた。
肉を漬け込む場合は、肉を柔らかくするためこれがベストなのだが、今回は肉に掛けて食べるという形式にしたため、塩分の鋭さとダシ量のバランスから、めんつゆに一歩及ばなかった。

・・・・1位、2位がド定番の化学調整された調味料になってしまった。

わさび醤油90
醤油のきつい塩分をワサビの香りが少しだけ抑え込んでくれつつ、辛みでアクセントが入る。
かなりおいしいと思った。一つ難点があるとすれば、ワサビ醤油と焼いた牛肉を合わせた場合、ワサビの濃い場所は「土臭さ」を感じる瞬間があったことだ。

コチュジャン84
コチュジャンを直接なめてみたところ、発酵系の味と結構な甘さを感じた。しかしダシの系統はあまり入っていないという印象だった。
そして肉につけて食べると・・・かなりの旨さである。糖分がかなり入っていること、味噌系統のコクがあり、更にべっとりしているため肉に良く絡む。
正直予想外だった。牛肉に多方面の味を加えてくれた。

■醤油83
我が家は「御用蔵醤油」という高級醤油を以前手に入れた。その醤油だからここまでたどりつけたのである。
「御用蔵醤油」は塩分が強いが醤油っぽい香りも非常に強い。試しに通常の醤油を肉につけてみたら「味がしなかった」

サウザンアイランド79
みんな一度は食べたことがあるだろう定番のドレッシング、サウザンアイランド
最近急に食べたくなって購入したが、肉に単体でかけると・・・
「うまいことはうまいが味がまったりしすぎて物足りない」という印象だった。
そのためドバ掛けをしてみたら、すべての味がサウザンアイランドになってしまった。
直前に食べた醤油の塩分が強すぎたのかもしれない。

ケチャップ78
ピクルスが入っていないのにマクドナルドを食べてるような味になりびっくりした。
これはこれで旨いのだが、マックを彷彿とさせてしまうため、安いものを食べている気がして満足度は伸びなかった。

■バターマーガリン醤油77
チューブ式のバターが3分の1入ったマーガリンを我が家では多様している。
味はともかく、使うのが極めて楽で、価格もバターほど高くないからだ。そしてバターの味はしばらく食べていないうちに忘れてしまった(節約とダイエットには好都合である)
さて、バター醤油系統は個人的に本命と思ったのだが、マーガリンが多量に入っているからか、また火にかけてマーガリンを溶かしていないからか、プラスチッキーな味がすること、醤油を完全になじんでいないことで、そんなにうまいと思わなかった。熱していないバターマーガリンは香りが広がらないことを覚えた。

■マヨネーズ72
味は悪くないのだが、マヨネーズの強力な味に肉の香りが持っていかれてしまい、マヨネーズを肉の歯ごたえで食べているような感じになってしまう。塩+少量のマヨネーズならばもう少し勝負できたかもしれないと思った。
鶏のほうがマヨネーズに対しては圧倒的に相性が良いのではと感じた瞬間である。
(単純に脂が多い場合はマヨネーズはくどいだけかもしれない。)

ウスターソース68
まずくはないが、味がどうにも薄っぺらくなってしまった。
そして焼きそばを食べている気分になった。ニンニクやニラ、あるいはケチャップを足してあげると化ける予感はしている。

■梅チューブ64
梅チューブは梅をペースト状にして、ワサビのようなチューブ式で気楽に出せるようにしたものだ。
梅チューブは味付けのメインにはならず、あくまでサブ要素で使うものだということがわかり、勉強になった。
ダシがない、量がちょっとでも多いと、すっぱすぎるかつ肉の臭みを逆に引き出してしまうのだ。
そして塩分もあまりないため、なんとも微妙な味わいに・・

■バターマーガリン塩59
マーガリン分量がそこそこあることに加えて、塩がシンプルなため、プラスチッキーな味わいが目立った。
バターマーガリンはきちんと溶かして肉に絡ませないと真価を発揮できないということを知った。
なお、塩と合わせると妙な甘さが舌に残って、あまりおいしくない。

■オリーブオイル塩49
通常のオリーブオイルでなく、大量のハーブが入ったものを使ったため、このオイル自体のクセが強すぎてすべてをもっていってしまった。
これは、トマト缶を使ったパスタに少量入れて、香りだしをするのがベストな使い方なのでは、と思ってしまった。
文句なしにマズイ。
(ハーブのクセがとんでもなく好き、という人はドハマりする可能性はある)

■牛ロース肉焼肉用に合う調味料・・・結論

化学的に考え込まれて作られ、水で薄めるだけで戦える「合成調味料」の強さを改めて感じた。
なんとなく、魚や野菜などで天下一武道会をしても、同じような結果になってしまう予感がある。

今後、土日に料理をする際はめんつゆとダシ味噌の使用を禁じようと思っている。
適用に食材をぶちこんで、これらをかけて美味しく食べることが出来てしまうと、料理が上達しない気がするからだ。


以上