髪を切るのは1000円カットか美容院かオシャレ床屋か。一体どれがいいのか。
最近、節約すること自体が楽しくなってきて、お金を払う場面は「本当に今買おうとしているものは、払うお金に見合っているか?」
と一度考える傾向が出てきた。
ここまできてしまっているので、ちょっと行き過ぎかな、と思っている。
あまりに行き過ぎた節約が今後ストレスになってしまわないか心配である。
ちなみに飲み会の枝豆300円や、冷ややっこ300円は、なんだこれは!?と毎回衝撃を受けてしまう。
私はもうダメなのかもしれない。
使うお金の価値と「時短」や「シャレオツ」など付加価値とうまく天秤にかけられるようになるのが当面の目標かもしれない。
さて今回は1000円カットか美容院カットかで価格比較をしてみることとした。
というのも、引っ越し前は近場の理容室(いわゆるオシャレ床屋)で切っていたが、今のマンションは近くに1000円カットがあり、これまた家から近くに安めだがシャレオツ風な美容院もあるのだ。
実は自分の中でほぼ結論は出ているのだが、それぞれ試してみた経緯を含めて比較、ブログにすることとした。
なお、お気に入りだった理容室は遠くなってしまったため今後の選択肢にはならない。
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■理容室、美容院、1000円カットのおおよそスペックと単純費用
・理容室
価格はカット、シャンプー、フェイスマッサージで4200円。
30代後半の理容師2名でやっており、どちらかがランダムで対応する。
席数は4つ。
どちらもかなり上手で、カット後を不満に思ったことはないレベルである。
所要時間はおおよそ1時間20分。
予約必須、土日は一週間前くらいに予約しないと19時とかしか空いてないのが唯一の不満。
・美容院
カットのみの場合2600円。
家から近いので、カット後のシャンプーはしないことにしている。
美容師は20代が3人、30代が3人くらいに思える。 席数は6つくらいと記憶している。
所要時間はおおよそ45分。
これまでの理容室ほどのうまさではないが、カット後を不満に思うことない。
予約必須、土日は一週間前くらいでないとこれまた遅い時間しか空いていない。
・1000円カット
カットのみの場合、1000円。
家から近いので、というわけでなくそもそもシャンプーサービスがない。
カットしたら掃除機で吸って、そのまま帰宅だ。
美容師は5名くらいいるが、うち2人しかシフトに入らない。どちらに当たるかはランダム。
席数は2つ。
所要時間はおおよそ15分。
予約不要。いつ行っても20分以内には切り始める。早いときは、1000円カットの門をくぐった2分後には切り始めているレベル。
正直、担当によって当たり外れが大きすぎる。
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■理容室、美容院、1000円カットの価格を精査してみる。
■1時間あたり人が対応すると、どれだけ費用がかかるか
前提のデータはざっくりで「厚生労働省の賃金構造基本統計調査」の数字を使おうと思う。
2014年データでは、美容師の平均年収が263万円とのことなので、これをベースにする。
そして月平均労働時間が185時間、つまり時給換算すると・・・
1185円。簡単に計算するために、時給は1200円に設定したい。
※本当は人件費だけでなく、店舗の維持費や広告、社会保険関連から、給与支払いのための振り込み手数料、確定申告、採用費用、掃除の時間、材料仕入れ、ハサミなどのケアなどもあるため、実際はもっとコストがかかっていることは間違いない。
■理容室の価格
人件費:おおよそ1時間20分⇒1600円。
シャンプー代:一回のシャンプーで1プッシュ3mlを使う。それが2回。仮に600mlのシャンプー本体が1000円とすると10円である。
リンス代:リンスは一回のため、シャンプーの半額として5円だ。
ガス代:ガス代はシャワー80分で530円だ。つまり、お湯を流す時間は5分として、33円となる。
その他:ワックスは5円、マッサージ用のオイルは10円と適当に換算する。
理容室でのカット、シャンプー、フェイスマッサージ、セットの費用は「1663円」である。
こちらの支払いは4200円。
したがって、理容室は利益および諸費用分として、1時間換算で「1900円」ほどを得ていることになる。
■美容院の価格
人件費:おおよそ45分⇒900円
シャンプーやリンスがない、そのためかかるコストは人件費900円のみ。
こちらの支払いは2600円。
したがって、美容院は利益および諸費用分として、1時間換算で「2266円」ほどを得ていることになる。
■最近行った美容院、1000円カットの思い出
■美容院の思い出
初回は当然指名なしで入る。
いままでは床屋カットだったため、美容院での仕上げがシャレオツになりすぎていて、若干の戸惑いがあった。
ただし、ワックスの使い方でシャレオツ感を出していたため、一度髪を洗って、普段通り乾かしたらおおよそいつもの感じに戻ったのである。
そして、カットだけでもかなり時間をかけていることもあって、細部まで丁寧に切られており、正直なところかなり満足のいく仕上がりであった。また、どんなイメージにするかなどもカードに記入できるため、美容師とご対面してからあれこれ悩みまくることにもならない。
「会社員として通用するが、シャレオツエッセンスを加える」的なことを書いた気がする。
二回目も人が良くわからないこともあり、指名なし。
前回とは別の20代が担当だったが、空いている時間帯だったからか、かなり丁寧に切ってくれていた。
特に髪を洗って、ワックスを付けたりしているときに、これはなかなかやりおりわい、と感心したのだ。
なお、その担当は私の住んでいるあたりが地元のため、うまい飯屋話が結構できた。
しかし、いろいろ聞いてみたところ、そんなでもなかったところを複数おススメしてきて、味については趣味が合わないかもしれないと思ってしまった。
私はもはや酒と合う飯ばかりに興味がいくようになってしまったダメな大人なのだ、20代の若者よ・・・
■1000円カットの思い出
1000円カットは、複数キャラクターがランダムであたる。
引越して少し経ったとき、暑くなり始めのため髪をものすごく切りたかったが、周辺に電話をかけても予約が埋まっていて、仕方なく1000円カットに入ったのが始まりだ。
大学1年以来、10年以上ぶりで1000円カットに入った。
初回の担当は、非常にガタイがいい、角刈りの男。
どういうわけかホモマッチョ・・・と思ってしまい、危険な香りを感じてしまった。
カットと「その他」、二つの意味で危険を感じてしまったのだ。
これは本当にまともな髪形が出来上がるのかあまりにも心配であり、もしかして坊主か角刈りにしかならないのでは!?と思ってしまった。
しかし切り始めてしばらく、そんなことはないことがわかった。
筋肉に下支えされて、姿勢が非常に安定しているのか、15分やそこらで良くここまでまともに切れるな、と感心するくらい上手だったのだ。
髪形も強制的にマッチョ好みのものにされず、ホッとした。
その次、髪が伸びた際も1000円カットに行った。
その日、1名は前回担当のホモマッチョ。もう1名はロン毛オダギリジョーのような髪形をした、「小藪に似た顔」の40代だ。
ロン毛小藪はまじで外れだ・・・これに当たったらヤバそうと思いきや、その時はまたホモマッチョに当たることが出来た。
ありがとう!ホモマッチョ!1000円なのにきちんとしたカットである。
1000円カットって実はものすごいコスパ?なんてこのあたりでは考えていた。
実は3回目も1000円カットに行った。
その時は60代と思える落ち武者のようなおじいちゃんと、ホモマッチョが担当だった。
ホモマッチョはいつ行ってもいる。
来た客をマッチョEYEで物色するためなのか、あるいは豊富な筋肉量で体力が無制限、金を稼ぎまくっているのか。
落ち老武者は本当にヤバい。これは間違いなく地雷・・・と思いつつ、順番を待つ・・・と。
なんと落ち老武者のほうが早く終わってしまったのだ。
これは本当にシャレにならない、と思いながら出てきた客を見てみる・・・と。
揃ってるーーーっ!!めっちゃ前髪揃ってるーー。
スキばさみで髪をスイていないかつ、何層にもわけてカットをしていないのか、素人がハサミを入れたように髪がところどころ揃っているのだ。
地雷間違いなしのため、その場で脱出しようか迷ったが、私はその時、一つの方法を閃いたのだ。
「トイレに5分くらい入ってたら順番逆転するだろう」と。
呼ばれる前にトイレに駆け込んでおく。
時計を見つつ、ホモマッチョの入れ替わりタイミングあたりで出ればよい。
そして、5分後。
ガチャリ・・・ドアを開けると・・・・
待っていた。
落ち老が待っていたのだ。「ハズレだよ」と言わんばかりの落ちた立ち姿で、老人が佇んでいたのである。
覚悟を決めて切ってもらったが、やはり散々な結果になった。
さらに生え際横をやたら切るのでベジータのようになってしまった。
やめてくれ・・・私のその部分はそんなに戦える戦闘力が残っていないのだ・・・
戦闘力2・・・くらいかな。
そして落ち武者に懲りず、4回目も実は1000円カットに行った。
このとき実は「必勝法」を用意していたのだ。
1000円カットは必ず交互に切ることがこれまでの調査でわかっている。
つまり、入り口で時間調整をしてホモマッチョに当たるタイミングで入れば良いのだ。
その日はオダギリ小藪と、ホモマッチョがシフトに入っていた。相変わらずマッチョは稼ぐ。
客がいなくなった瞬間を狙い、次に入ればホモマッチョだ!という瞬間に店に入る。
これで1000円でまともカット確定だ、と思った。
名前を書いて待つ。ホモマッチョ切り終わる。
ホマ「昼休憩行ってきます」
小藪「ういっす」
・・・本当に絶望した。しかし、小藪の実力はまだ見たことがなかったため、もしかしたら希望はあるかもしれない、と思いつつ、覚悟を決めた。
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オダギリ小藪は近くで見ると、服がくしゃくしゃだった。
そしてハサミの動きはやたら早いがあまり切れていない。
最終的に、「やたらもみあげの上を刈られて、流行りのツーブロック風」が出来上がった。
あれ?そこまで悪くないかもしれない、と思い小藪のほうを見ると・・
長さが違うだけで小藪とまったく同じ髪形になっていた
強制的にブラサー化させられてしまったのだ。
そして細部にぴょこぴょこときちんと切られていない長い髪が残っており、その後見つけるたび自分でたまに切る必要があった。
この回以来、1000円カットには行かなくなったのである。
■近場では美容院と1000円カットしかないが、今後どこにいくか
本当は従来行っていたオシャレ床屋がベストだと思っている。
ただ近場の美容院もかなりまともに切ってくれて、それで2600円で済むという魅力的な価格のため、もうずっと美容院でいいんじゃないかと思っている。
1000円カットは本当に当たり外れがひどい。気に入った同じ人に切ってもらえるというのは、結構大切だということがわかり非常に勉強になったのである。
以上