【ヒトカラ】一人カラオケがとんでもないコスパの話
私はカラオケが好きだ。とてつもなく好きなため一人カラオケにたびたび行っている。
純粋に歌うことが好きなのだ。
■カラオケに行く目的は人それぞれだと思う。
・みんなでワイワイ盛り上がりたい
・大声出してストレス発散
・純粋に歌うことが好き
・安く遊べる手段として
・ダイエット
・暇つぶし
・会社の二次会で歌わせられるからコソ練
・結婚式の余興用のコソ練
・数人で場所を占有できるから...etc
※コソ練とはコッソリ練習の略
私の場合は気に入った曲をひたすら歌いたいからカラオケに行く。
単純に歌うことか好きなのと、歌が上手くなりたいというのがカラオケに行く目的である。
■私がヒトカラに至るまでの経緯
高校でのカラオケ
私がカラオケに行き始めたのは高校1年だ。
この頃はJ-popが全盛期を迎えており、ラルク、GLAY、B'z、ミスチルや浜崎あゆみ、あたりがとてつもない勢いを持っていた。
テレビでは毎日のように歌番組があり、気に入ったアーティストの新曲をとてつもなく楽しみにしていた。
ラジオで流れれば録音し、CDが発売されたら初回限定版を買うのだ。
そして歌を予習をして、盛り上がりに友達とカラオケに行くのである。
高校はそんな感じで月に2~3回行っていた。
高校の友人と行くカラオケは面白く、唯一の不満と言えば「自分の番が回ってくるのは4人で行ったら20分に1回」ということだけだ。
大学でのカラオケ
大学生になると飲み会の後のカラオケが定番だった。
高校からしょっちゅうカラオケに行っていたこともあり、歌はそこそこ上手い方で、あまり断らずに参加していた。
大学に入ったからにはリア充的な毎日を送りたく、月に2~3回は始発待ちのオールでカラオケをしていたと思う。
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しかし大人数のカラオケは・・・
大人数でカラオケに行くと難点がある①
歌う順番が回ってこないのだ。
大学の飲み会後のカラオケは大人数になりがちだ。
10人いる場合にはどんなことになってしまうか計算してみる。
1曲5分とすると、自分が1曲歌ったら、次に歌うのは45分後である。
2時間コースだと最悪2曲しか歌えない!
オールナイトの場合は、たいていみんな息切れするので途中から歌い放題にはなるが・・・・
大人数でカラオケに行くと難点がある②
親しいとは言えない、微妙な距離感の知り合いもいるのだ。
二人でどこかで飯を食べる、となると気まずいくらいの親近度の人である。
そんなとき自分を解き放つのが難しいのである。
ノリノリでジャンヌダルクの曲を歌おうものなら確実にイタイ人だ。
あの人ちょっと盛り上がりすぎててアレだよね・・と言われてしまうのだ。大学は皆暇人なので噂話には要注意なのである。
大人数でカラオケに行くと難点がある③
参加者はたいてい酔っ払いであり、はちゃめちゃだ。
気が大きくなり酒などジャンジャン頼み、かなりの価格になってしまう。
更に大学生は「酒が強い=カッコいい」という文化があるので飲みまくるのだ。
翌日はカラオケと大声で話す飲み会、酒の影響で喉が痛いし、午前中の疲労がひどいので半日は寝て終わってしまう。
大人数でカラオケに行くと難点がある④
採点ゲームがやりにくいのだ。
DAM(第一興商アミューズメントマルチメディア)の採点機能は昨今ほどではないが、きちんと音程が取れている人が高得点を取れるようになっていた。
また画面に、音程が表示されるようになるため、それを見つつ歌うために採点機能をオンにしておきたいのだ。
要は自分の音程が合っているのか、細かい性格な私は逐一確認したい。
ただし、DAMの精密採点は如実に点数差が出てしまう。本当に確実に差が出るから面白いのだが、そうなってしまうと採点ゲームは大人数ではできない。
特に大先輩が低い点数になると気まずい。
大人数でカラオケに行くと難点がある⑤
ウロ覚えの歌えるかわからない曲が入れにくいのだ。
マイナーだが個人的に好きな曲、出るかわからないキーの高い曲、女性アーティストの曲、洋楽、ラップ、ビジュアル系もちょっと入れにくい。
大人数でカラオケに行くと難点がある⑥
え?俺?いや別に歌わなくても大丈夫だし?まじで。
という人が出てくることもある。自分の番は早く回ってくるので私はどちらでもいいが、「さめるぅー」と言い出すのもいる。
歌いたくない気持ちもわかるので、そうなると歌え歌えと言われ続ける人が少し気の毒になってしまう。
そして大人数にカラオケに行くと難点がある⑦
1オクターブ下げて歌う人(いわゆるオク下)の反応に困るのだ。
また10人いると音痴は確実に紛れ込む。
そもそもカラオケでこの人の歌を聞きたい、と思う人はカラオケにいくメンバーの中でも数人のうまい人だけだ。
そして大人数にカラオケに行くと難点がある⑧
こっぱずかしくて本気が出せないのだ。
GLAYなどで良くある、オーイェーなども歌うべきか迷うレベルである。
ラルクのようにクネクネした歌い方をしたり、森山直太朗のさくらで、本気ビブラートをすべきか、こっぱずかしくて本当に迷う。
■ヒトカラへの目覚め
そんなこんなで大学で大人数カラオケに行くたび、面倒だな、と思うようになってしまった。
何回も行くうちに、高い金払う割に面白くない、と思ってしまうようになった。
そんなとき、カラオケが大好きだが音痴だから人前で歌いたくないぜ!とさわやかに言うS君と最強の手段を思いついた。
ヒトカラである。
一人で昼のフリータイムに入れば飲み放題付きで500円だ。
と盛大にはしゃいだ気がする。すごくね?すごくね?やすくね??、と・・
そしてそれを大学裏のカラオケで実践してみることとなった。
そのカラオケは安くてフリータイムで飲み放題500円レベルの破格だが、店員が適当な部屋で寝てたりして、会計すらできないことがある、という話題のカラオケだった。
しかし壁はあった。
どういうわけか大学一年の頃はヒトカラが少しこっぱずかしかったのだ。
まだまだ周りは常に友人とつるむ人が多かったからか、なんとなく友達がいないやつ、と思われるのが嫌だったのだろう。
学食で一人で食べるとか、一人で居酒屋で飯なんかも論外という空気が蔓延していたのだ。
ましてやカラオケにひとりぃ!?爆笑!!!というレベルな空気が大学にはあったと思う。
これに対応する手段は一つだった。
二人で少し時間をずらして入ればいいのだ。一人のようで、一人でない。
これなら知りあいにばったり会っても、「別に友人はほかの部屋にいるけど?二人で二部屋とか最高に効率良くない?」という状態に持ち込めるのだ。
この作戦により、友人と私はそれぞれ別の広い部屋に案内された。
※30代になった今、飯は家族以外のだれかと一緒に食べるよりも一人で食べるほうが落ち着くようになってしまったし、旅行や出張をすれば外で一人で居酒屋なんて当たり前になっている。
■ヒトカラは設備を独り占めできる
部屋に入るとこう思った。
・ソファが広い
・スピーカーを自分のベスト角度に向けられる
・エコーを完全カットしても文句を言われない
・マイクの音量も、伴奏の音量も自分の一番好みの大きさにできる
・液晶画面の正面に座れる
・エアコンの強さも自由自在
・立って歌うも座って歌うも自由
・採点ゲームもできる(高得点チャレンジも出来る)
・なにを歌っても恥ずかしさもない
・つかれたら休めばいい
・ダラダラPVを見てても良い
・早く曲を選ばなくても良い
・2時間くらいで満足するくらい歌えるため安い
・自分の歌を録音し、自分で聞いて悶絶できる(非常に恥ずかしいのだ)
まさに自由だ。
自分を評価するのは採点ゲームか自分しかいない状態だ!
今までの人生で「自由を感じて翼が生えた気分になったこと」は5回くらいしかないが、そのうちの一つはカラオケである。
そしてこれ以来、私は人とカラオケに行くのが好きではなくなった。色々と無駄に感じてしまうのだった。
そうなると、開店直後の歌広場に行ったり、午後イチで授業をさぼりビッグエコーに行ったりするのが楽しみだった。
ちなみに学生時代は格安である「平日昼間」を使うことが出来たため、ノドが限界を迎える3時間ヒトカラをしても500円でお釣りがきた。
しかし夜に大人数で二時間飲み放題付きだと2000円で2曲しか歌えないのだ。
純粋に歌うことが好きな人はヒトカラに絶対行ってみるべきと思う。
■最近のヒトカラ事情
ヒトカラ専用のカラオケボックスも出来ているが、価格帯を見てみるととてつもなく高い。
車を手に入れた現在、車で歌えば無料か!と思ったこともあるが、設備はやはりカラオケボックスのほうが圧倒的に良いと思う。
ちなみに最近の最強カラオケは「まねきねこ」だ。
(昔は床がペタペタしているが歌広場がコスパ最強と思っていた)
「まねきねこ」のAM料金は、ドリンクバーが400円せず、また30分あたりの価格が数十円だ。
つまり、AM9時から12時まで合計3時間居たとしても、500円ちょいになる。
あれ?別に歌広場のほうが安くない?と思うだろう。
しかしまねきねこには決定的な違いがあるのだ。
飲食物持ち込み可なのだ。
スーパーで買い込んだら、数時間最高の籠城ができるのである。
なんでも飲めるしなんでも食べられる。しかもスーパーの購入価格で。
これはもう最強以外のなにものでもないだろう。
そんなまねきねこにも一つだけ難点がある。
カラオケの機種には「DAM」「JOYサウンド」「すきっと」などがあるが、開店直後にいかないと「すきっと」というクソ機種にぶつかる可能性が極めて高くなるのだ。
「すきっと」はまねきねこグループが作ったアプリのようで、正直出来が悪い。
曲数が少ないし、音は悪いし、採点機能はまったく機能しない。
まねきねこで楽しみたい場合は、開店直後を狙おう。
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