【自分勉強会】日本の世界遺産を一覧化して再度覚えなおす件
この前、テレビの某クイズ番組で、日本の世界遺産についてのランキングをやっていた。
どんな基準で順位をつけていたかは忘れてしまったが、訪れたことがある世界遺産でも割と答えることが出来なかったりして、もう一度勉強しなおす必要を感じたのだ。そもそも記憶として、ソラで日本の世界遺産をすべて言える気もしない。
日本の世界遺産の数は21件とのこと。
この21件という数字「世界遺産の数」をベースにしたら世界遺産の国別登録数ランキングでは12位になる。
これを機にまったくわかっていなかった「京都の世界遺産に含まれる社寺」「奈良の世界遺産に含まれる社寺」を中心に学びなおし、さらにまだ行っていない「姫路城」と一緒に回るならどんな旅行先が良いか考えることとした。
「沖ノ島」も行っていないが、上陸難易度が段違いなので候補からは外した・・・
■日本の世界遺産一覧
・知床(北海道)
・白神山地(青森、秋田)
・平泉(岩手)
・日光の社寺(栃木)
・富岡製糸場(群馬)
・ル・コルビュジエの建築作品(東京)
・小笠原諸島(東京)
・富士山(静岡、山梨)
・白川郷・五箇山の合掌造り集落(岐阜、富山)
・古都京都の文化財(京都)・・内訳は下で
・古都奈良の文化財(奈良)・・内訳は下で
・法隆寺地域の仏教建造物(奈良)
・紀伊山地の霊場と参詣道(熊野古道)(和歌山、奈良、三重)
・姫路城(兵庫)
・石見銀山遺跡(島根)
・原爆ドーム(広島)
・厳島神社(宮島)(広島)
・明治日本の産業革命遺産(山口、福岡、佐賀、長崎、熊本、鹿児島、岩手、静岡)・・多すぎるため別途
・「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群(福岡)
・屋久島(鹿児島)
・琉球王国のグスク及び関連遺産群 – (沖縄)
■勝手な個人的感想。数字は勝手なランキング
・富士山(静岡、山梨)・・・1位
いつのシーズンにいってもそのシーズンごとの良さがある。見た目も最高の山だと思う。
そして独立して3776mの高さの山が一つ、ぽっかりと存在しているため、すそ野まで山の形がきれいに見えて「お見事」と言わざるを得ない。
私はバイクで3回、車で1回、電車で1回富士山に行った。
シーズンもそれぞれ、夏は山頂まで登ったりもしているが、一番楽しいと思えるのはやはりバイクである。
国道を走り徐々に富士山が近づいてくる感覚、全体像が見えるぎりぎりまで近づいたとき、巨大な山から受けるプレッシャー・・・本当に圧倒される。
そして標高が上がっていくにつれて気温が下がっていき、山頂に行くまで寒くて耐えきれず、上着を着るのだ。
こういう気温変化がもっとも大きいのも富士山かもしれない。
また、富士山の南からアクセスする「富士山スカイライン」は開いているシーズンが限られているが、無料の道路で5合目まで車で行くことができる。到達地点は2380mといったところで、マイカーで行くならば最高の標高になると思う。
・古都京都の文化財(京都)・・・2位
古都京都の文化財、ということになっているが、沢山ある。
京都が世界遺産とは知っていたが、京都のどの建築物か、までは知らなかったので、今回大変勉強になった。
個人的には「伏見稲荷」が特徴的で好きなのだが、商業的だし世界遺産カテゴリには入っていなかった。
他「三十三間堂」も好きだが、これも入っていないようだ。
世界遺産カテゴリだと、延暦寺が個人的には良いと思った(京都じゃないが。。)
他には清水寺に行く途中の沿道の出店が非常に面白い。修学旅行生定番の木刀や八つ橋から、本当にさまざまなものが売られている。
あの道の売り物のバラエティは日本一なんじゃないかと思う。
下記は古都京都の文化財一覧だ。
賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)=上賀茂神社
賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)=下鴨神社
教王護国寺(きょうおうごこくじ)=東寺
清水寺(きよみずでら)
醍醐寺(だいごじ)
仁和寺(にんなじ)
高山寺(こうざんじ)
西芳寺(さいほうじ)=苔寺
鹿苑寺(ろくおんじ)=金閣寺
慈照寺(じしょうじ)=銀閣寺
天龍寺(てんりゅうじ)
龍安寺(りょうあんじ)
本願寺(ほんがんじ)=西本願寺
二条城(にじょうじょう)
平等院(びょうどういん)
宇治上神社(うじがみじんじゃ)
延暦寺(えんりゃくじ)=比叡山延暦寺
下の画像は延暦寺。霧が出ていて、恐ろしい霊とかモヤっと出てきそうである。
定番の清水寺
・白川郷・五箇山の合掌造り集落(岐阜、富山)・・・3位
白川郷は結構アクセスの悪いところにあると思う。ここに行くことを中心に旅行を組み立てないとならないレベルだ。
しかし雪の季節に行くと、本当にきれいな田舎の雪景色を見ることが出来る。
そして、合掌造りの家の中に入れるし、集落の中で「ほうば味噌」や「飛騨牛」など名産を食べることができる。
特に私はほうば味噌がおいしすぎて、おつまみにするためにお土産でも購入してしまった。
一番のおすすめは近場の展望台に登ること。白川郷が一望できる。
ただし、シャトルバスが出ていないと30分近く歩くが一見の価値あり。ちなみに私は展望台への道を間違えたのか、信じられないくらい細い階段を登り、遭難しそうなとんでもない雪の深さの道を歩く羽目になった。
・知床(北海道)・・・4位
本当のダイナミズムを感じることが出来る、とライダーの間で噂の羅臼岳および知床横断道路。
北海道ツーリングをしていると、ライダーハウスに泊まることもある。
北海道に毎年通うライダーも多いのだが、そんなときおススメで良く上がってくるのがここ。
知床横断道路は道幅が広めで、車も少な目だ。
峠を登っていくと、途中から視界が開けて、目の前に巨大な羅臼岳が登場する。かなり圧巻である。
知床五湖はこのとき熊注意で途中までしか行くことができない場合もある。
この知床横断道路では、たまに鹿が横断していたり、道路わきにはキツネがいたりと野生を感じる。
なお、ここに行く途中に道の駅があるが、そこでは鹿肉バーガーなんかも食べることが出来る。鹿肉だが臭みも特になかった。
横断道路を羅臼町のほうに抜けると、無料の露天風呂なんかがあったりして、それに入るのもまた楽しい。尋常じゃなく熱いお湯が寒さを癒してくれるのだ。
・日光の社寺(栃木)・・・5位
日光は修学旅行で一度行き、社会人になってもう少し物が見れるようになり、もう一度行った。やはり2回目のほうが楽しめた。
そして徳川家の力・財力を思い知ることになった。豪華絢爛とはこのことか、と思う装飾である。
そして日光、本当に寒い。
多少雪があるほうが風情もある、なんて思ったが、想像以上に寒さで体力が奪われて、日光の名物である湯葉がおいしく召し上がれてしまうのであった。
車で行けばさらに華厳の滝、中禅寺湖を見たり、少し遠いが宇都宮で餃子を食べて帰ることも可能だ。
・紀伊山地の霊場と参詣道(熊野古道)(和歌山、奈良、三重)・・・6位
伊勢と熊野三山をつなぐ信仰の道。
ハイライトの大門坂を登り、熊野三山を回り、那智の滝を見るという流れは相当満足のいく旅行ルートと思う。
しかし、個人的には有名な夫婦杉、大門坂を含む熊野古道ルートよりも、それを少し外れた荒れたルートが渋くて「それっぽい雰囲気」を感じてしまった。
周辺では松坂牛があったり、和歌山ラーメンがあったり、さらに潮岬のほうに行けばトビウオなどの海産物も食べることができる。
なお、せっかく潮岬のほうに行ったので、トビウオを食べにいったら話好きの酔っぱらいのオジサンに捕まり、延々同じ話を聞かされた。何回もトルコと日本は仲が良い・・と聞かされたのだ。
・石見銀山遺跡(島根)・・・7位
江戸時代までの最大の銀山であり、今は閉山されているが、当時は世界の銀の3分の1を産出したとも言われる伝説の銀山である。
間歩(まぶ)と言われる坑道に一部入ることが出来て、雰囲気を味わうことが出来る。
そこに行くまでの道は川が流れ、自然がきれいでとても気持ちがいい。
また、当時の家屋は残っていないものの、比較的統一感のある家屋がお土産屋として、食事処として残っており、銀山見学の後はそういったところでも二度楽しむことが出来る。
ほど良くレトロな町並みはちょっと癒されると思う。
ちなみに私はカレーを食べているときに、クマンバチの襲撃にあった。刺されなかったが、緊張感が走った瞬間だった。
・白神山地(青森、秋田)・・・8位
青森・秋田エリアの日本海側は観光に乏しいといわれがちだが、世界遺産白神山地がある。
ここはブナ林で有名で、さらに十二湖と言われる湖がある。特に「青池」は本当に真っ青で、個人的には北海道の神の子池よりも、この青池の色のほうが好きなくらいだ。
そして展望を求めて本当に山に登るならば、5時間コースになる。私は十二湖のうち5つ程度を回り、周辺を散策してブナの林を回った程度にとどまる。
ちなみに森の物産館キョロロ、という、ちょっと小バカにされたような名前の物産館があるが、ここのコーヒーはびっくりするくらい旨かった。歩き回って疲れていたからなのか、水がおいしいのか。また、青森で立ち寄ったイカロードは衝撃的なほどうまいイカが食べられた。
写真は青池
・古都奈良の文化財(奈良)・・・9位
古都奈良の文化財ということだが、京都のように複数の文化財により世界遺産が構成されている。
東大寺なんかは修学旅行で訪れたりもしているが、私が初めて文化財で衝撃を受けたのが、東大寺の不空羂索観音像(ふくうけんじゃくかんのうぞう)である。
東大寺は大仏(盧舎那仏)が有名だが、私は不空羂索観音像のほうがインパクトを受けた。
しかしあの大きさはすごい。使ってよさそうな画像もなく、上のように自分で撮ったものもないため画像無しとした。
■奈良の世界遺産たちまとめ
東大寺(とうだいじ)
春日大社(かすがたいしゃ)
春日山原始林(かすがやまげんしりん)
興福寺(こうふくじ)
元興寺(がんごうじ)
薬師寺(やくしじ)
唐招提寺(とうしょうだいじ)
平城宮跡(へいじょうきゅうせき)
・富岡製糸場(群馬)・・・10位
日本初の本格的な器械製糸工場。2014年に世界遺産登録されたナウいところである。
中に入ると、工場閉鎖前の機械が相当残されている。そして建物もレンガ作りのおおがかりなものがそのまま残っているのだ。
確か無料ガイドもいて、木の下で待っていると風のようにガイドが現れた気がする。
フランス人の技術者の屋敷が非常に大きく、あの建物の面積でさらに通勤が徒歩1分とか夢のような話である。
私はなんでこんなに通勤時間が長いんだ。
なお、ここの近くには「吉田七味店」という、オリジナルの七味唐辛子を扱っている店がある。これはとてつもなく旨いので絶対に買ったほうが良い。辛みは弱く、青のりが効いていて、ハマったらすべての食べ物にこれをかけてしまうことだろう。
画像は製糸場内部。
下記はちょっと横着で表記。
・法隆寺地域の仏教建造物(奈良)・・・11位
・厳島神社(宮島)(広島)・・・12位
・平泉(岩手)・・・13位
・琉球王国のグスク及び関連遺産群 – (沖縄)・・・14位
・原爆ドーム(広島)・・・15位
■ここには行ったことがない(姫路城はすぐ行けるので、近々で行きたい)
・小笠原諸島(東京)
・姫路城(兵庫)
・明治日本の産業革命遺産(山口、福岡、佐賀、長崎、熊本、鹿児島、岩手、静岡)
・屋久島(鹿児島)
・ル・コルビュジエの建築作品(東京)
・「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群(福岡)
私は関東住まいだ。
新幹線で2人で姫路に行くと、宿付きプランでおおよそ1人30000円弱で往復できる。
これは肉30kg相当の金額である。2人分の一泊の宿代+交通費は60000円になる。
車でいくと高速が5000円くらい、600kmの工程のため、ガソリンが7000円程度だ。宿泊はビジネスを使えば二人で8000円。
したがって、2人分の費用でも32000円でいける。
快適さの新幹線、安さのマイカーとなるが、高速バス+レンタカーも選択肢としてはナイスかもしれない。
ちなみに世界遺産系もなかなかの観光地だが、私個人としての日本の観光地TOP10には、富士山以外は入らないかもしれない。
いずれまとめようと思う。
以上