小学生時代の趣味を思い出し、懐かしみながら今に繋げる試み③【バスケ】
昔怒涛の勢いでハマった趣味にバスケがある。
通ってた小学校には屋外かつ地面をならしただけの土のコートだが2面のバスケットコートがあった。
小学時代、授業間の休み時間の過ごし方はおおまかには3グループに分かれていたように思う。(たぶん)
■小学生の休み時間の過ごし方グループ
1、外でスポーツ派
2、集まってワイワイ話してる派
3、本を読んだり絵を書いてる派
私の通っていた小学校では、外でスポーツ派さらに細分化されており、サッカー、バスケ、鬼ごっこ系(泥警含む)が特に人気があった。
低学年時代はドッヂボールやキックベースが人気だったのだが、学年が上がるにつれて、どういうわけかバスケ、サッカーにシフトしていった。
そしてバスケの地位を決定的に上げる出来事が起きる。
マンガ、スラムダンクの開始である。
スラムダンクが出たのち、人気に火が付くまで、そう時間はかからなかったと思う。
そして、兄弟がいる同級生はジャンプなどで情報を得て、それを得意げに、超面白いんだぜ!と言う。バスケしようぜ!となる。
そしてテレビアニメでもスラムダンクが始まる。
スラムダンクは非常にそれぞれのキャラクターが立っているアニメのため、当然小学生は、だれかには憧れるのだ。
それは流川だったり、宮城だったり、仙道だったり、三井だったりする。
この影響で私の小学校ではバスケが一大ブームになった。(中学に入っても人気だったので、他校もスラムダンク効果はあったと思っている。)
ただし、バスケと言っても、休み時間レベルなので、一番長い休みでも20分程度しかなかった。
そこで集まったメンバーを適当に振り分けて、「3対3」や「5対5」で常に試合をし、人数が少なければフリースローや「1対1」をやっていた。
休み時間だけでなく、放課後も集まればバスケ、そして駄菓子屋でうまい棒とチューペットのようなビニールに入ったコーラを買う。
■ミニバスケットボールクラブの開始
小学校でも高学年では、部活の前身のようなものがあった。
それは部活のように朝や放課後にやるのではなく、授業の時間を一部割いて、各種スポーツを選択するというタイプだった。
サッカーや陸上などがあった中で、私は当然バスケットボールを選択する。
基礎練習などはなく、担任に割り振られたチームでの試合のみの形式だ。
総当たり戦の優勝チームは、お褒めの言葉と勝利したという気持ちを得ることが出来るというスタイルである。
私はバスケ自体の腕前は普通だったが、比較的体格があったため、ゴール下で安定したリバウンドをしていた記憶がある。
(ゴリや花道に憧れた覚えはない。)
ただ、背が小さいが、学年で最もバスケがうまい、と言われている「通称H」率いるチームに勝ったことを覚えている。
バスケットクラブは男女混合チームで設定されている。そして女子が決めると得点が3倍という特別ルールがあった。
つまり、向こうのエースに3回点を取られても、女子の得点一発で取り返せるのだ。
最初は皆「あのチームには勝てないだろうな・・」という気持ちで試合がスタートした。
やはり、Hの速攻で何点も取られる。彼は小学生にして、速攻からのレイアップを確実に決めることができていたのだ。
ボールが渡ると2人でディフェンスしても、悠々と抜き去りシュートを決める。
ドリブルもシュートもうまく、すばしこいのだ。
通常、レイアップはダッシュしすぎると、自分の走る速さが慣性としてシュートスピードに乗ってしまい、ゴールボードに跳ね返してシュートを決める場合、跳ね返りの調整が結構難しい。
それを小学生で、ダッシュからほぼ確実に決めていけるのが敵チームにいる。
最初は本当に成すすべがなかった。こちらの攻めではたまに点を入れることが出来るという状況なのだが、残念ながら向こうが攻めればほぼ点を入れられてしまう。
しかも小学生、せいぜい10分~15分程度の試合だ。
だが、途中から流れが変わる。
女子をゴール前に配置し、私か女子のどちらかが決めるというパターンがたまたまうまくいった。
そのパターンでたまたま連続で得点を取ることができた。
攻勢時、女子がシュート、外す ⇒ 私がリバウンド、自分でシュートをするか女子にパスをする。
このパターンだけで、向こうはエースであるHに頼りきりで、一回に1点、こちらは1点or3点。
なんとその当時は、屋外の土のコートだったこともあり、ゴール下にの台形もなく、何秒ゴール下にいても構わなかったのだ。
小学生くらいだと、勢い付いたらもう止まらない。向こうはどんどん調子を落とし、こちらはどんどん調子が上がっていく。
そして一番強いといわれているチームに勝ったのだ。
その周辺だけ覚えている。
しかし結局、私の属したチームが最終的にトーナメントで何位になったかは覚えていない。
たぶん、大した順位ではなかったのだろう。
リバウンドを制するものは・・・・というセリフがスラムダンクにはあるが、本当にリバウンドから勝利を掴んだ。
■趣味としてのバスケについて
なぜこの趣味を辞めたか、は中学生の部活時代に続く。
ではバスケをやって良かったか、と言われると、実は私が携わった最後の団体スポーツがバスケだ。
そういった意味ではチームの合計能力や、誰かの強みを生かした戦略などの視点はここで付いたため、非常に有意義だったと思える。
今後バスケをやるか、と言われると私は自分の能力外で事が進んでいくことが極めて嫌いになってしまい、そういうのは会社だけで勘弁、と思ってしまう状態なため、Noとなる。だからスポーツをするにしても、今は個人競技しかやっていない。
ただ、小学校時代にやったバスケは当時なによりも面白かったのである。
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以上