暑い中を東扇島までマウンテンバイクで走ったら、夏を圧倒的に感じた
せっかく信じられないくらいに暑い夏なので、圧倒的な夏らしさを味わって、夏に生きていることを実感したいと思った。
暑いと言えば有酸素運動だ。これはてきめんに暑い。そ、そんなことをしたら夏を感じられまくってしまう!?と少し恐れすらある。
そして、本当に最近マウンテンバイクを手に入れている。そうなると、こいつはもはや一択。
マウンテンバイクで工業地帯に行き、工業地帯の暑さとその近くの海の広さで夏らしさを感じるしかない!と。
うちから神奈川県は川崎の工業地帯までは数十キロの距離。
十分自転車でアクセスが可能なのだ。
午前10時ころ、いざ出陣。すでに気温は30℃近いだろう。太陽の光で輝かしい世界になっている。
クソ暑い・・・
プランとしては、5パターンくらいで夏のマウンテンバイクアタックをする予定だ。
アタックと言っても、ただ暑い中、楽しみながら走りまくるというそれだけ。
①京浜工業地帯のダイナミックさを目の当たりにする。
「じ、人類はとうとうここまで来てしまったのか!?取り返しのつかないことをしてしまった・・・」とオロオロする。
その後「人間の欲望は限りない。粛清だ」とシャア・アズナブルっぽく立ち去る。
②そのまま工業地帯を走り回り、私が仕事上取引がある企業の工場をよく観察する。
しっかりと眺めて、次回打ち合わせ時の話題にする。
「御社の工場・・・知ってまっせ・・・ヘヘッ」って感じだ。「プラントから火・・・燃えてましたね?悪い火っスネ・・・ヘッ」と。
このセリフは極力ゲスっぽく言いたい。
③島に渡る。
川崎の工業地帯の近くには東扇島というのがある。そこには何があるのだろうか。おそらく埋め立ての島だと思うが・・・
それを確かめるのだ!!
ネットで調べればわかるが、そこは一つフィールドワークとして、夏の南の島を満喫といこうじゃないか。簡単に答えがわかって楽しいのかい?そこに筋肉はあるのかい?
現地の暑さすら知らずして島を知った気になるのかい?
そこに筋肉はあるのかい?
否っ!!自分の足で行ってこそ・・島である。
④マウンテンバイクの性能を確かめたい
クロスバイクとロードバイクの性能は昔からよく乗っており、熟知している。
それらと比べてマウンテンバイクはどうなのか。きちんと把握したい。
スピード、路面追従性、長時間の姿勢維持、コーナリング、ストップ&ゴー。
じっくり見極めてやろうじゃないか。
ただし条件がある。
フッ・・・マウンテンバイクが俺のスピードに付いてこれればという条件な!
⑤灰色の服を着て、汗だくになる
実はこれが第一の目的だ。
灰色の服の上に日焼け防止で長袖のラッシュガードを着る。だから見苦しくはない。
だが家に戻ってきたとき、灰色の服が汗染みで本来の色をしていなかったら・・・頑張った感で心がいっぱいになるだろう。
そこまでいけば「3連休はマウンテンバイク乗りました」と言える気がしている。
たった3時間程度マウンテンバイクに乗るだけで、3連休めっちゃ満喫してましたよ?的な態度を休み明けに取ることも可能なのだ。
それに3連休、食っちゃ寝だけだと勿体ないくらい外が輝かしい明るさだ。なにかが出来そうな気がしてしまう。
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全体として
滞りなく、5つのプランをこなすことが出来た。
ただ一つだけ予想外のことがあった。
川崎の工業地帯から東扇島に渡るには、地下道を通らないとならないのだが、その地下道がめっちゃ不気味なのだ。
「あれ?こんなに深く下るの?・・・ビルでいうと3階分くらい下ってるんだけど」
「地下道が長すぎて5分は歩いたのに一向に終わりが見えない・・・」
「そもそも雰囲気怖すぎだろ・・・」
「世にも奇妙な物語だったら、ここから出たら100年経っているレベル」
「世にも奇妙な物語だったら、ここから出たら並行世界に迷い込んでいるレベル」
「地下道で私にすれ違う人がいたら、向こうが可哀想である。なぜならフェイスマスクにサングラスで顔面黒ずくめだからだ」
まるで異空間だった。
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しかし、地下道のインパクトが凄かった以外も、本当に楽しめるサイクリングだった。
汗は乗り出して10分くらいで吹き出した。
川崎の工業地帯は「シュコー」と音を立てながら、煙突のようなもののてっぺんから火が出ているプラントがあったり、異常な規模で配管がグネグネしていたり。
一方、がたがたな道も多かったが、マウンテンバイクはまったく気にならず突破できる。
島に渡ったら、綺麗な公園以外はいろんな大手企業の物流倉庫しかなかったが、それはそれででかい建造物ばかりなのでちょっと面白かった。
島もざっくり一周探索してみたが、狭い道も多々あり横からセイタカアワダチソウが張り出してきたりしている。
マウンテンバイクできたことが正解と思えた。
マウンテンバイクはスピードではロードバイクにまったく敵わないが、それなりのスピードでいろんなところへ入り込んで探索をするのにかなり向いている。写真を撮ることとも相性がいいと思う。
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帰ってきて、上着を脱いだら、余裕で汗が絞れるくらいTシャツはびしょびしょだった。
ちょっとはダイエットになったのだろうか。
リアルデトックス状態なのだろうか。
いちおう・・・難点としては「セミが全然いなかった」。
セミサウンドを聴きながら、過ぎゆく夏の1日、的な感覚に追い打ちはかけたかったんだけどね・・・
以上