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【食品天下一武道会】一番うまい「サンマの蒲焼き」はどのメーカー品か

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少し前、ウナギが食べたくなったことがある。

テレビでアンジャッシュの渡部が、名店のウナギの作り方を紹介しながら、日本酒をキュっと飲みながら旨そうに食べていたからである。


しかし、まともなウナギを食べてしまうと2000円は間違いなくかかるだろう。

そこで考えたのは「サンマの蒲焼き」である。

これならば120円だ!家計に大変やさしい!


「蒲焼き」というカテゴリなら、ウナギもサンマも泳いでるわけだし、魚だし、醤油で甘辛く味付けすらば大差ないっしょ・・・

という考えからだ。

獺祭(だっさい) おためしセット 180ml×3本


まあ、全然違うんだけどね・・・

しかし味や食感は明らかに違うのだが、ウナギを模倣するために「ひつまぶし式」で食べたサンマの蒲焼きは驚くほどうまかった。
(ダシの素とお茶、ねぎ、大葉、ゴマ、きざみ海苔、わさびでお茶漬け風に食べるのだ。)


それからすっかりサンマの蒲焼きの虜になった。

なお、スーパーにいくとサンマの蒲焼きは5社ほどが出しており、どこの会社も安価で提供している。
ほとんど価格差がないのである。

・・・・どれを食べるのが正解なのかわからない。

パッケージ、缶詰のサイズ、価格、どれも似たり寄ったりでよくわからない。

どうすればよいか悩みぬいた答えがこれである。

「全部買って、比較しながら食べてみれば一番うまいさんまの蒲焼がわかるに違いない」


比較するメーカーは5社

マルハニチロマルハニチロ株式会社)
ニッスイ日本水産株式会社)
③あけぼの(マルハニチロ株式会社!?)
キョクヨー(株式会社極洋
⑤ちょうした(田原缶詰株式会社)


おいおいマルハニチロ被ったか・・と思ったが、マルハニチロはマルハとニチロの合併会社のようで、あけぼのは元ニチロ側のブランドらしい。

また、そのまま食べ比べるのは面白くないので、前段として各社の企業規模を調べて開発力の差も見てみることにした。

[2CS] キリン アルカリイオンの水 PET (2L×6本)×2箱

各社の企業規模

マルハニチロ
資本金:200億円
売上高:8800億円
従業員数:11258人
創業:マルハの前身は1924年ニチロは1914年。

完全なマンモス企業だ。水産系と加工が主でこの売上高。研究開発費も多そうだ。となると、ベストセラーであるサンマの蒲焼も改良に改良を加え、とてつもない水準に達しているかもしれない・・・


日本水産ニッスイ
資本金:237億円
売上高:6371億円
従業員数:8466人
創業;日本水産の前身は1911年。

ここもかなりの規模の大会社。資本を武器にした開発力の差からマルハニチロニッスイ、あけぼの3強の戦いになってしまうのか!!


・あけぼの
企業データはマルハニチロと同様。

日魯漁業株式会社が持っていたのがあけぼのブランド。元々日魯漁業の発祥の北海道生産はあけぼのブランドだけ?なんて一瞬思ったのだが、マルハニチロブランドのものも北海道で作られている。


極洋キョクヨー
資本金:56億円
売上高:1780億円
従業員数:2169人
創業:1937年(元々は捕鯨をやっていた)

マルハニチロが大きすぎるため、小さく見えてしまいがちだが、ここもかなりの規模の会社だ。さんまの蒲焼きは規模が大きい会社でないと勝負出来ないのか・・・と思ってしまう。
規模の経済学・・・


・田原缶詰(ちょうした)
資本金:非上場
売上高:非上場のため非開示
従業員数:110名
創業:1929年

他と比べると規模は大きくないが100人以上の会社のため、小さすぎもしない。
サンマのかば焼きの元祖であり、歴史も長く「ちょうした」を知らない人はいないだろう。
ここだけが規模間でいうとちょっと異色だ。これで生き残っているということはとんでもなく美味しいんじゃないか、と期待してしまう。




各社サンマの蒲焼の「内容量」「カロリー」「塩分」まとめ

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マルハニチロ
固形量:80g
内容総量:100g
エネルギー:253kcal(2位)
食塩:1.7g相当(同値1位)

ニッスイ
固形量:80g
内容総量:100g
エネルギー:242kcal(3位)
食塩:1.4g相当(3位)

・あけぼの
固形量:80g
内容総量:100g
エネルギー:281kcal(1位)
食塩:1.3g相当(4位)

キョクヨー
固形量:80g
内容総量:100g
エネルギー:216kcal(5位)
食塩:1.2g相当(5位)

・ちょうした
固形量:80g
内容総量:100g
エネルギー:231kcal(4位)
食塩:1.7g相当(同値1位)


通常はカロリーが高く、食塩が多いほうがおいしく感じられるため、有望なのはマルハニチロとあけぼのか!?と思ってしまったのである。



純粋に食べ比べてみたそれぞれの味の特徴

食べ比べは、下記の順番でマルハ⇒ちょうしたと進み、ちょうしたまで行ったら、次はキョクヨーと進み、マルハに戻るように食べた。

その後はランダムに気になるものを比較していった。
見た目はまるで同じにしか見えなかったが、味はきちんと違いがあって面白かった。
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マルハニチロ
醤油味が他と比べて濃く感じられる。そのため香ばしい。そして醤油よりも塩の鋭さがあり、米との相性を狙っているように思えた。言うならばバランスタイプだ。

【賞味期限:18.06.01】マルハニチロ さんま蒲焼 100g


ニッスイ
味があまりしない。油っぽさがある。結構魚らしさを感じる。
いうならば魚タイプ。

ニッスイ さんま蒲焼き 100g


・あけぼの
身がすごく柔らかい。塩よりも醤油感が強い。
いうならば柔らか醤油タイプ。柔らかさはカロリートップなだけあり、脂の量か。

あけぼの さんま蒲焼 100g[あけぼの さんま缶(さんまの缶詰)]


キョクヨー
酒かみりんっぽさを強めに感じる。砂糖も強い。
香ばしさはトップであるため、やや苦さがある。
酒に合わせるならばこれか。とても食塩、カロリーが5位とは思えなかった。
言うならば酒盗タイプ。

キョクヨー さんま蒲焼(100g)[さんま蒲焼 缶詰]


・ちょうした
脂が少ないのか、身が若干硬く感じられた。やや甘め仕上げで、香ばしさが弱い。
蒲焼き自体がコッテリな食べものではあるが、その中では軽い仕上がり。塩分トップとは思えなかった。
言うならばライトタイプ。

ちょうした さんま蒲焼 EO 100g×10個


なにもつけずに食べたときの旨さランキング

下記はまったくの主観でつけたランキングだ。接戦のため、色んな人が試せば色んな答えになると思う。

1位:キョクヨー
2位:マルハニチロ
3位:ニッスイ
4位:あけぼの
5位:ちょうした

ちなみに妻はマルハニチロが1位と言っていた。
マルハ⇒ちょうした⇒ニッスイ⇒あけぼの⇒キョクヨー、らしい。

かなり意見が割れて笑ってしまった。

サンマの蒲焼きに合う調味料を考える

そのまま食べても抜群に美味しいのだが、5缶まとめて開けてしまったため、そのままの味は少し飽きてくる。
そこで、各種調味料を試してみることにした。
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大根おろし
⇒脂が強めの缶詰がさっぱりとしつつ、爽やかな味わいが加わる。文句なくおススメ。載せる量で塩分も調整しやすいのも素晴らしい。

・卵黄
⇒もともと脂が多くて、魚臭い味の缶詰につけると重すぎた。臭み消しにもならず微妙な味わい。

・粉チーズ
⇒脂が多いところに脂が加わる形になってしまい、臭みだけが強調された。正直合わない。

・わさび
⇒まったりした味わいの中にピリッとアクセントを効かせることが出来る。魚の臭みを消しつつ、魚の旨みを邪魔しないのでかなり旨くなる。さすが刺身にも使われるだけある。

・マヨネーズ
⇒砂糖・醤油・脂に酸味が加わり、味は濃いのだが抜群に旨くなる。蒲焼き丼が作りたくなるようなコッテリ旨さ。マヨラーの気持ちが少しわかった気がする。

・バター
⇒乳製品の香りが悪いほうに向かってしまい、臭みが残りつつ、脂と脂がバッティングしてしまった。これは不味い。

グランフェルマージュ バイオ・グラスフェッドバター 無塩 250g


・カレー粉
⇒魚入りのカレーがあるくらいなので、相性はなかなか良い。ハマる人はかなりハマるだろう。
ただし酸味や風味が加わるマヨネーズ、わさびには及ばなかった。

カレーパウダー 100g


サンマの蒲焼きに合う調味料ランキング

1位:マヨネーズ
2位:大根おろし
3位:わさび
4位:カレー粉
5位:卵黄
6位:バター
7位:粉チーズ

ちなみにカレー粉まではつけたら旨くなる。卵黄からは「つけないほうが旨い」というのが私の意見。

私の出した結論

サンマの蒲焼をそのまま食べる際、お酒のつまみにするなら「キョクヨーを買うと良い。
米を食べるためのおかずとするなら「マルハニチロを買うと良い。

調味料をつける際、コッテリいきたいなら「マヨネーズ」をつけると良い。
さっぱりいきたいなら「大根おろしをつけると良い。


迷ったら「キョクヨー大根おろし」が最も万能と思う。



以上