フライパンで米を炊くのは意外と難しい
最近スペイン土産でパエリアの素を貰った。
塩分は入っていなく、香辛料のみのものだ。
米を研いで、具とパエリアの素を一緒にフライパンに入れ、蓋をして炊けば完成という代物。
はっきりいって超簡単。
これは瞬殺だな・・・と思いつつ、圧倒的な物量の豚肉と大量のタマネギ、ニンジンを刻む。
なんとなくキノコもいれておく。
魚介もいれるしパプリカも投入だ。
・・・とレシピがスペイン語のためよくわからないので適当な具材を投入して楽しんでいたのだ。
しかし問題が発生する。
水の分量はスペイン語レシピながら数字で一応書いてあるためおおよそわかる。
しかし大量の具のせいで、具からどれだけ水分が出るかわからなくなってしまったのだ。
そしてフライパン炊きと炊飯器炊きでは、どれだけ蒸気を逃がしているかの差がわからず、明確な数字も算出出来ない。
迷った末、水は量らず、完全にノリでフライパンに水を投入していく。
すごく不安なパエリア制作である。
フライパンを火にかける。
・・・フライパンで米を炊いたことは過去一回くらいしかなく火加減も良くわからない。
フタをパカパカしたりでようやく水分が無くなってきたと思いきや、味見をすると米に芯がある気がした。
このときすでに15分くらい経過している。
仕方なく水を足し、フタをして、また熱する。
蒸気の水をフライパンの中に充満させ、それでふんわり仕上げる作戦である。
しばらくして水は無くなったように思えるが、米とフライパンの設置面のセンター周辺の様子がわからずだった。
米の芯が残るよりいいか・・・と思い、少し蒸らしておくことにした。
このあたりで25分が経過している。
そしてパエリアが出来上がる。
見た目は非常にそれっぽい。
食べてみる。
・・・固い。
底の方は美しいオコゲになっているものの、火にかけている時間が長すぎて、カラカラになってしまっていたのだ。
味見したとき固かったのは、端っこのほうのためでに水分が抜けてたからなのかもしれない。
言うならば、干し飯。
昔学校で習った懐かしい干し飯という単語を思い出しながら、固いパエリアをほおばったのだった。
パエリアのフライパン設置面以外はまともに出来ていた。
固い米に疲れた頃、コンソメでリゾット風にしたら激うまなんじゃないかと思い、コンソメ、水150ml、とろけるチーズで煮てみた。
サフランとコンソメの組み合わせは今後あらゆる料理の頂点に君臨する可能性があると感じてしまうくらいの味だった。
ちなみにフライパンで米を炊くときは、米一合に対して水200mlを入れる。
①沸騰するまで強火
②沸騰したら弱火5分
③その後中火でジューと音がなるまで火にかける
④お好みで5分から10分蒸らし
これで完成らしい。
以上