カップヌードル醤油味にカレー粉を入れたらカレー味になるのか
なぜカップヌードルの実験をいきなり持ち出したか。
最近「FREEDOM」というアニメを見たからである。
AKIRAで有名な大友氏が噛んでいるアニメだ。
地球は人類が滅亡したという設定になっており、月面都市で暮らしている主人公が、ひょんなことから地球を見て、また地球からのメッセージを見て、地球に行ってしまおうとするアニメだ。
内容は青春というか熱血に近い物があり、また全7話なので、休日に一気見するのもいい感じなのだが、なんとこのFREEDOMというアニメは「日清のカップヌードル」の広告アニメである。
「外で食うとうまいんだよ!」という言葉をCMで聞いたことないだろうか。
このアニメ毎話、かならずカップヌードルが出てきて、主人公たちが旨そうに食べるのだ。
それを見ていてもたってもいられずに、カップヌードルを買ったが、そのまま食べたらちょっと面白くない気がして、今回カレー味を醤油で作ろうとしたのだ。
■カップヌードル醤油味にカレー粉を入れたらカレー味になるのか
今回の作戦は、カップヌードル醤油を半分ほど堪能したところで、「GABAN特性カレーパウダー」を入れるという流れを考えた。
なぜ先に醤油を半分食べるかというと・・・
「醤油」と「カレー」の交互食いをして、直接対決でどっちが旨いのかを検討するのだ。
醤油味にカレー粉を入れた結果
あまりおいしくはない。おススメはできないため、やらないほうが良いと思われる。
今回使ったスパイスが、ちょっと本格的なカレースパイスということもある。
醤油+カレー粉を食べながら思ったこと
●カップヌードル醤油はカップヌードルカレーのように甘めの味付けがされていない。
●醤油は乾燥エビがダシのベースになっており、カツオ系ではない。
●カレーうどんなど、麺とカレーを合わせる場合、日本人はカツオ・昆布系+甘辛さに慣れている。
●醤油はナトリウムがカレーより10%は多く、ダシよりもシンプルな塩分の鋭さとエビで勝負に出ている。
●GABANカレーパウダーはカルダモンが結構強めで、カレーにするとさわやかだがカップヌードルにちょい足しすると、香りがキツイ。
●粉入れすぎたか、ちょっと苦い。
●GABANカレーパウダーはカップヌードルに合わせやすいであろう「クミン」がそこまで強めでない。
●カップヌードル醤油の脂はそこまで強くない。カレーの味に負ける。
●カップヌードルカレーは麺が太いが、これはカレースパイスに麺の味がすべて持っていかれないための対策だと思った。
おそらく完成された調味料の「こくまろカレー」などを溶かし入れたらもっと美味しく、醤油味のカレー化が出来ると思う。
カップヌードル醤油とカップヌードルカレーはどっちがおいしいのか
数あるカップラーメンランキングで必ず1位を取る「カップヌードル醤油」。
個人的には前々から、シーフードとかカレーのほうがオイシイと思っていた。
今回はカレーと醤油、2つ同時に作ったため交互に食べることで完全に味比較をしてみた。
結果:カレーの圧勝。
好みの問題はあると思うが、こってり、甘味、個性の3点でカレーだと思った。
醤油は醤油で香ばしさがたまらないのだが、それでも勝負の土台でないくらいの差がついていると感じた。
ちなみにここまで読んだ人は、GABANのカレー粉、まずいの?と思うかもしれない。
しかし、個人的には超おススメである。
私はこれまでクミン、コリアンダー、カルダモン、ターメリック、シナモン、クローブなどをすべて独立して買っていた。
カレー粉のベースがあれば、ベースに対して、また使う肉の種類によって「クミン多め」など味を調整することが出来る。大量にスパイスを混ぜるのも手間なので、この手は非常に有効である。
なお、GABANカレー粉を鶏肉にまぶし、砂糖、牛乳、ニンニク、コンソメ、バター、塩、大量のタマネギでかなり美味しいカレーが作れる。
カレーのルーを使わないので、なんとなくそれっぽい感があり、非常にシャレオツである。
パプリカ、素揚げのナス、白い大きい皿、があると、めちゃくちゃシャレオツな盛り付けも可能だ。
以上