良い包丁が欲しい。しかもカッコ良くて1本で何でも出来る万能な包丁が欲しい
私は週4~5日自炊をしている。
土日も昼飯は自炊することが多い。かなりの料理頻度人間なのである。
自炊している理由は3つだ
・外食、中食よりも安いから
・会社帰りに寄り道して飯を食べるのも面倒だから
・店に売っていないどんな発想も試すことが出来るから
特に3つ目のどんな発想も試すことが出来るという点が大きい。
牛丼ってワサビ醤油で食べたらかなりうまいんじゃない?とか閃いたらすぐにそれが実践出来てしまう。
本当に「即」実践できるのだ。
これはとんでもない楽しさである。
もはやアートに近いレベルなのかもしれない。
そして答え合わせも「舌で即実行」できる。
うまい不味いなんて、5秒もあれば分かってしまう。
舌はとてつもない化学反応認識器官であることを改めて再認識させられてしまう。
チッ・・・再認識させられてしもうた・・・
そして副次的効果も見逃せない。
・料理のスキルが上がる
・旬の食材に詳しくなる(今はジャガイモが安い等々、スーパーで安い物=旬だ)
・食材の目利きが出来るようになる(目が濁った魚は臭みがある等々)
・外食時も原価構成をかなり分析出来る(ほう、鶏皮ポン酢をこの価格で出すか、等々)
・外食の味から調味料を当てて家でのコピー料理作りに役立てられる
・料理番組を心から楽しめるようになる
ということで、今後も料理しまくる予定だが、完全自炊を始めてから1年半ほど経っており、調理器具に拘りたくなってきてしまった。
まだ知識に乏しいので、買い替えしやすい拘りやすい調理器具といえば、包丁と中華鍋、あるいは鉄フライパンだ、と勝手に思っている。
ガスコンロとかオーブンくらいまでいってしまうとコストも辛い。賃貸住まいだとガスコンロは尚更ハードルが高いのである。
中華鍋は昔から使っているものが既に家にはある。
そうなると、ここは調理器具の中でも拘りが出やすい、包丁にいくべき?と考えている。
万能系の包丁には何があるか
・三徳包丁
・牛刀
結局一本で、一般的な料理をすべてこなそうとするとこのあたりになってしまうらしい。
グローバルのスライサーが万能っぽい情報もあったが、カテゴリは「牛刀」に入るだろう。
・・魚の骨すら切れる「出刃包丁」一本で生活できそうか調べてみたが、どうやら相当不便らしい。
・・和包丁一本で職人を気取るのはよそうと思う。
ちなみに三徳包丁は現在使っているのが有る。
よそで余っていた貰い物の包丁だ。
それは「エーデルワイス洋包丁」木屋ってとこ。木を売ってるのか包丁売ってるのかはっきりせい!
なんて思いつつ・・・
【送料無料】日本橋「木屋」庖丁エーデルワイスNo.180鎌型(三徳)包丁180mm 価格:9,720円 |
おや?意外と高価な包丁である。通りで実家で使ってた包丁と切れ味が圧倒的に違うわけだ。
というか上記のように楽天で調べたら10000円クラスで衝撃を受けた。
しかも木屋って割と評判いいのね。木こりの手先だと思っててゴメンヨ・・・
これより高価な包丁を価格という精神的障壁を超えて買うことはできるのだろうか・・・
という状態だが、こうなった以上、三徳包丁だけは買わないようにしようと思った。
となると「牛刀」を買うことがほぼ確定的となってくる。
そしてどんな牛刀がもっとも万能に近いのか、調べて調べて調べつくすことにした。
■牛刀にはどんなものがあるか
①刃から取っ手までが「オールステンレス」か、取っ手が「木」の物か2択
②長さは18㎝、21㎝、24㎝ が万能なサイズとして存在している
③包丁側面の凸凹表面加工が「無し」か「有り」か
④素材は「鋼」か「ステンレス」・・か「セラミック」
上記の組み合わせでベストと思われるものを、予算との兼ねあいで選んでいく。
①刃から取っ手までが「オールステンレス」か、取っ手が「木」の物か2択
個人的には見た目でオールステンレスで勝負したい。
下記はオールステンレス。ちょっと買おうと思っている候補である。たぶんグローバル包丁はシャレオツな人に一番人気。
そして持ち手が「木」の包丁。
価格:8,554円 |
木とオールステンレスを比べてしまうと、やはりオールステンレスがとてもシャレオツに感じられる。
まさにシャレオツ感のキワダチ。
②長さは18㎝、21㎝、24㎝ が万能なサイズとしてあるがどれを選ぶか
やはり刃物はロマン。長いほうがカッコいいと思う。
ただし、いろいろと調べていると、下記あたりが基準になりそうだ。
・18cm:キッチンが狭い、あるいは女性
・21㎝:キッチンが普通、あるいは男性
・24㎝:キッチンが広い、そしてでかい人
私は無難に21cmをチョイスしようと思った。ちなみに三得包丁は18cmあたりがメイン。
21cmは実物を見てみると結構大きくて迫力がある。
③包丁側面の凸凹表面加工が「無し」か「有り」か
私はいつも料理していて思うことがある。
ジャガイモ切ったら「包丁の側面に張りついて離れない」・・・と。ジャガイモが顕著だが、地味にニンジンや大根もはがすのが面倒である。
タマネギを最高速で千切り連打しようとしても、側面に貼りついたのが吹っ飛んで床に落ちるまでになってしまう。
そして側面が凸凹しているのは、ちょっとカッコいい・・・
ただ輝くような鏡面もカッコいい。ここは30代、一世一代迷うところ。
10年研ぎながら包丁使うならば、値段は張るが側面凸凹式にして、野菜が横に貼りつくのを防ごうと思った。
なぜならば、料理はこれから何十年と作り続けるつもりだから便利なものが良いのだ。
張り付き防止の凸凹加工があるのは下記包丁だ。
④包丁の素材は「鋼」か「ステンレス」・・か「セラミック」
■鋼
柔らかくて研ぎやすいがすぐ錆びる。
水につけておいたりなんかしたら翌日にはもう変色しているらしい。
ただし研いだあとの切れ味はピカイチ。ほかの素材の性能を寄せ付けないプロ仕様だとか。
和食の職人は数本の包丁を用途別に使い分けるらしく、ちょっとあこがれてしまう。
だが、凸凹のオールステンレスの牛刀という真逆の選択を私はしようとしているのだ!
■ステンレス
ステンレスって錆びない軽量素材って認識だ。しかし・・・
そもそもステンレスってなによ?と調べてみると・・・・
鉄にクロムを混ぜたものらしい。テツクロでいいのにステンレスなんて錆びない風な名前つけて売上も上々な模様。
更にステンレスにモリブデンとかバナジウムとかで性能を上げたものもあるらしい。
錆びないし、鋼よりも硬めのため砥ぐ頻度は少なくて済む。まさに初心者向け最強の素材。
■セラミックス
圧倒的に硬い、軽い、腐食しないとのこと。硬度があるから研がなくても刃が持って長持ち。
ただし硬度が高すぎて分厚い骨や冷凍物と本気で戦うとパキっといってしまうらしい。
ちょっとおもちゃっぽいかもしれない。
セラミックの見た目。
価格:3,680円 |
予算は15,000円とした。10年使うとしたら年間1500円じゃないか。
月にすると125円。エビアンを買うようにナイスな包丁が使えるといえる。